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通信制高校のスクーリングは何日?35校を調べ直して分かった日数の幅と数え方の違い

通信制高校を選ぶとき、学費と並んで気になるのが「スクーリングが年に何日あるのか」です。通えるかどうかを左右する数字なので、できれば志望校どうしで並べて比べたいところです。

この記事の初版では、通信制高校の半数以上がスクーリングの日数を公開していないと書きました。その後、各校の募集要項と公式サイトを読み直して学校別の記事を照合したところ、日数の記載は多くの学校で見つかりました。初版の「非公開が多い」という見立ては誤りだったため、35校で数え直して内容を改めます。

この記事で分かること

  • 35校のうち23校は年間の日数や時間を数字で確認でき、9校は回数や頻度で示している。日数を確認できなかったのは3校
  • 確認できた日数は年4〜5日から年20日程度まで幅がある
  • 試験の登校を含めるか、時間で数えるかなど、数え方が学校ごとに違う。数字を横に並べるだけでは比べられない
  • 負担を大きく変えるのは会場の遠さと宿泊の有無

スクーリングの会場が用意できる範囲と募集地域は結びついています。入学できる地域そのものについては広域通信制でも全国から入れるとは限らない|入学できる地域の調べ方で調べました。

通信制高校35校のスクーリング日数の公開状況日数を数字で確認できた学校は23校、回数や頻度で示す学校は9校、日数を確認できなかった学校は3校スクーリング日数の公開状況(35校)日数が数字で確認できる23校回数・頻度で示している9校日数を確認できなかった3校
当サイトの通信制高校の学校記事35本を、スクーリングについて書いた節で数え直した結果(2026年10月7日時点)

35校を数え直した結果

状態 校数 意味
年間の日数や時間が数字で読み取れる 23校 「年6日」「年間約10日」「3泊4日」のように、日数や時間の記載がある
回数・頻度で示されている 9校 「月1〜2回」「週1〜2日」など、年間の合計日数の形になっていない
日数を確認できなかった 3校 スクーリングの説明はあるが、年間の日数は見当たらない
当サイトの通信制高校の学校記事35本(サポート校・公立の記事は除く)を、スクーリングの記述に限って集計。各校の記事は2026年10月4日〜6日に公式の募集要項・公式サイトと照合済み。

公式の資料を一つずつ当たり直すと、初版で記載なしとしていた学校の多くで日数や回数の説明が見つかり、各校の記事に書き加えました。合わせて32校が、日数か回数のどちらかで通う量を公開しています。

この記事に載せる各校の数字は、2026年10月時点の当サイトの各校記事の記載に基づいています。日数は年度やコースで変わることがあるため、最新の内容は各校の募集要項で確認してください。

日数が数字で読み取れる23校

23校を、記載されている日数の幅でグループに分けました。コースによって変わる学校は、記事に書いたコース名を添えています。

グループ 学校 記載されている日数
年6日前後 明蓬館高等学校 MNEC(通信制ベーシック)は最低年4〜5日
ルネサンス高等学校 最短年6日
翔洋学園高等学校 ネットキャンパスは年6日程度(全体の平均は年間60時間程度)
ID学園高等学校 オンライン学習コースは年6日程度(スクーリングと単位認定試験)
年8〜13日 わせがく高等学校 自学型は年間およそ8日間
ルネサンス大阪高等学校 分散登校は年8〜10日、宿泊集中は年6日の2タイプ
鹿島学園高等学校 年間約10日
鹿島朝日高等学校 年間約10日
ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校 一般通信コースはレポート・テスト・スクーリングを合わせて年間10日程度
あずさ第一高等学校 一般通信制スタイルは年13日程度
まとまった日数を年1〜2回 北海道芸術高等学校 年に一度、仁木本校で5日程度
科学技術学園高等学校 eラーニングコースは前後期に各1回、標準5〜6日の集中スクーリング
八洲学園高等学校 通信クラスは登校が半年で一週間程度
本校での宿泊型(3泊4日〜4泊5日) N高等学校 本校スクーリング在学中1回以上(4泊5日)+全国拠点スクーリング学年ごとに4〜8日程度
S高等学校 茨城つくばの本校で3泊4日(在学中1回以上)+全国拠点3日程度
R高等学校 群馬桐生の本校で3泊4日(在学中1回以上)+全国拠点3日程度
勇志国際高等学校 本校で年1回4泊5日(社会人コースは3泊4日)+地域別スクーリング年5回程度(日帰り可)
屋久島おおぞら高等学校 年1回、屋久島でスクーリング(全員参加)
代々木高等学校 志摩夏草本校の集中スクーリングは2024年度実績で基本4泊5日
中央国際高等学校 千葉県御宿町で3泊4日の集中スクーリング
第一学院高等学校 本校の割当制。2026年度は3年次が3泊4日、2年次が4泊5日
年20日前後(試験・特別活動の登校を含む) クラーク記念国際高等学校 年間20日程度(スクーリング約10日・定期試験約6日・特別活動5日程度)。キャンパスで異なる
滋慶学園高等学校 通信コースは美作本校の集中スクーリング年8日程度+試験10日程度
2026年10月時点の当サイトの各校記事の記載をもとに整理。

なお、サポート校のKTCおおぞら高等学院は、屋久島おおぞら高等学校のスクーリングに年1回・約1週間参加する形です。サポート校のため集計には含めていません。

数え方が学校ごとに違う

表では年6日の学校と年20日の学校に大きな差があるように見えます。ところが、数字の中身は揃っていません。

  • 試験や特別活動の登校を含む学校がある。クラーク記念国際高等学校の年間20日程度には、定期試験約6日と特別活動5日程度が入っています。ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校の年間10日程度も、レポート・テスト・スクーリングを合わせた数字です
  • 時間で説明する学校がある。翔洋学園高等学校は全体の平均を年間60時間程度と時間で示しています。日数で示す学校とそのまま並べることはできません
  • 公式の中で記載が食い違う学校がある。中央国際高等学校の集中スクーリングは、FAQでは年2回、メディア学習コースのページでは年1回と書かれています
  • 学年や年度で割り当てが変わる学校がある。第一学院高等学校の本校スクーリングは割当制で、2026年度は3年次が3泊4日、2年次が4泊5日です。通学コースでは通学そのものがスクーリングになり、宿泊はありません

日数の多い少ないで学校の優劣をつけることはできません。数字を見つけたら、その中に試験の日が入っているか、コースや学年で変わるかをあわせて確かめてください。

回数・頻度で示す9校の読み方

次の9校は、年間の合計日数の代わりに「月に何回」「週に何日」といった形で通う量を示しています。

学校 記載されている回数・頻度
NHK学園高等学校 スタンダードコースは月1〜2回。会場は東京本校・協力校33校・集中会場から選択
東海大学付属望星高等学校 月2・3回の登校が基本、月1回程度でも卒業可
日々輝学園高等学校 2単位科目の例でスクーリング年2回(うち1回はメディア利用)。通学型は週5日
飛鳥未来高等学校 ほとんどの科目で2〜4回。年間の合計日数は確認できず
飛鳥未来きずな高等学校 週1〜5日で選べる。年間20日程度の通学で卒業した例があるとされる
松本国際高等学校 通学コース週4〜5日、フレックス週1〜2日。登校がそのままスクーリング
大阪つくば開成高等学校 全日・週3〜4日・週1〜2日・月1〜3回程度・集中スクーリング・オンライン中心から選ぶ
ヒューマンキャンパス高等学校 沖縄県名護市の本校スクーリングは在籍中1度だけ。コース別の日数は見当たらず
天王寺学館高校 通信部は週3日午前登校が標準、視聴メディアコースは月1回程度
2026年10月時点の当サイトの各校記事の記載をもとに整理。

この9校の多くは、通う頻度の違うコースを複数用意しています。週何日かの通学がそのままスクーリングになるコースでは、年間の日数を切り出しにくくなります。自分が選ぶコースで年に何回になるかを数えれば、ほかの学校と並べる目安になります。

日数より会場と宿泊のほうが効く

年6日と年10日の差より、会場が近いか遠いか、泊まりがあるかどうかのほうが負担に響きます。記事に宿泊の有無が明記されている学校を分けると次のとおりです。

宿泊 学校と内容
あり 勇志国際(本校4泊5日が必須)、屋久島おおぞら(年1回屋久島)、代々木(志摩夏草本校で基本4泊5日)、中央国際(御宿で3泊4日)、N高(本校4泊5日)、S高・R高(本校3泊4日)、第一学院(3年次3泊4日・2年次4泊5日の割当)
なし 鹿島学園・鹿島朝日(居住地近隣の会場、宿泊不要)、わせがく(多古・柏・西船橋、宿泊なし)、大阪つくば開成(宿泊を伴うスクーリングなし)、精華学園池袋校(宿泊を伴う県外スクーリングなし)

宿泊型は回数が少ない代わりに、その1回に移動と数泊がまとめてかかります。代々木高等学校の志摩夏草本校では、2024年度実績で宿泊ありが51,600円、なしが20,000円でした(2026年度は未定)。

会場の選びやすさも学校で分かれます。NHK学園高等学校は東京本校のほか協力校33校と集中会場から選べます。飛鳥未来高等学校は全キャンパスが面接指導施設で、遠方の集中スクーリングはありません。飛鳥未来きずな高等学校も入学したキャンパスで完結します。人と長い時間を一緒に過ごすことに負担を感じる場合は、日数の少なさより、泊まりがないことを優先して選ぶ考え方もあります。

日数を確認できなかった3校はどう聞くか

35校のうち、年間の日数を確認できなかったのは次の3校です。

  • 精華学園高等学校:池袋校は宿泊を伴う県外スクーリングなし。卒業の条件のページは「生徒の状況に応じて対応」とのみ書かれています
  • 星槎国際高等学校:年間日数は公表されていません
  • 駿台甲府高等学校:科目ごとに決められた時間数に、本校か学習センターで出席します。集中スクーリングと体育スクーリングがあります

こうした学校や、回数しか分からない学校では、説明会や個別相談で次の5つを聞くと全体像がつかめます。

  1. 自分が選ぶコースの年間スクーリング日数。学校全体でなくコース単位で聞く。試験の登校が含まれるかも確認する
  2. 会場はどこか。本校か、近くの会場か、選べるのか
  3. 宿泊の要否。合宿形式の行事が含まれるか
  4. 欠席したときの代替日程があるか。回数の少ない学校ほど、単位に直結します
  5. 日程はいつ決まるか。体調に波がある場合、直前に決まる日程は組みにくくなります

4つ目はとくに大切です。年1回や在学中1回の宿泊型では、欠席したときに次の機会がいつになるかで卒業までの見通しが変わります。この点は通信制高校で卒業できない理由でも取り上げています。

よくある質問

スクーリングは何日くらいが普通ですか

当サイトで日数を確認できた23校では、年4〜5日から年20日程度まで幅がありました。年6日前後と年8〜13日の学校が多めです。ただし試験の登校を含むかどうかなど数え方が違うため、志望コース単位で中身を確認してください。

スクーリングの日数を公開していない学校は多いのですか

多くありません。当サイトが35校を調べ直した範囲では、23校が日数や時間を数字で、9校が回数や頻度で示しており、日数を確認できなかったのは3校でした。初版では非公開が多いと書きましたが、各校の公式資料を読み直して訂正しています。

日数が少ない学校を選べば負担は軽いですか

そうとは限りません。年1回や在学中1回でも、本校で3泊4日や4泊5日の宿泊型であれば、移動と宿泊の負担は大きくなります。日数とあわせて会場の場所と宿泊の有無を確認してください。

宿泊が必要な学校はどこですか

当サイトの記事で宿泊を伴うと明記しているのは、勇志国際高等学校、屋久島おおぞら高等学校、代々木高等学校、中央国際高等学校、N高等学校、S高等学校、R高等学校、第一学院高等学校です。第一学院高等学校は本校の割当制で、通学コースには宿泊がありません。

学校ごとの日数をそのまま比べてよいですか

そのままでは比べにくいです。クラーク記念国際高等学校の年間20日程度には定期試験と特別活動の登校が含まれ、翔洋学園高等学校は時間で説明しています。中央国際高等学校のように公式の中で回数の記載が食い違う例もあります。

通学コースの日数とスクーリングの日数は同じですか

通学型のコースでは登校がそのままスクーリングになる学校があります。松本国際高等学校のフレックス週1〜2日や、第一学院高等学校の通学コースがその例です。資料の数字が年間のスクーリング日数なのか、週あたりの登校頻度なのかを確かめてください。

まとめ

35校を調べ直すと、23校が年間の日数や時間を数字で、9校が回数や頻度で示していました。日数を確認できなかったのは3校です。スクーリングの日数は、ほとんどの学校で公開されています。

一方で、試験の登校を含めるか、時間で数えるか、学年で割り当てが変わるかは学校ごとにばらばらです。数字だけを並べても負担の重さは比べられません。コース単位の日数、会場、宿泊の要否、欠席時の代替日程、日程が決まる時期の5つを確かめると、学校どうしの違いが見えてきます。

学校ごとの学費は通信制高校の学費を地域別に比較【34校まとめ・2026年度制度改正対応】、卒業要件の仕組みは通信制高校で卒業できない理由、進路全体は不登校の子が高校に進むときの選択肢5つ|制度の違いと選ぶ順番にまとめています。

首都圏と大阪で、どの拠点がスクーリング会場と明記されているかは、通信制高校のスクーリング会場を首都圏・大阪で比較|校舎と会場は別物で公式サイトの記載ごとに整理しています。

この記事の調べ方と確認日

当サイトの通信制高校の学校記事35本(サポート校・公立は除く)から、スクーリングについて書いた節を取り出して数えました。各校の記事は2026年10月4日〜6日に公式の募集要項・公式サイトと照合しています。推測で日数を補ってはいません。最新の日数は各校の募集要項で確認してください。

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