※アイキャッチ画像はイメージです(実際の校舎・施設とは異なります)。
クラーク記念国際高等学校は、北海道深川市に本校を置き、全国70を超える拠点で1万人以上が学ぶ広域通信制高校です。制服で週5日通う「全日型」を通信制で始めた学校として知られますが、その週5日通学コースの学費は拠点ごとに違い、全国共通の金額はありません。公式サイトが一律で示しているのはスマートスタディコースと単位修得コースの学費だけです。この記事では学費ページ、単位修得コースと通信制の仕組みのページ、よくある質問を読み、コースごとの金額と登校日数、卒業の要件、入試の進み方を整理しました。
クラーク記念国際高等学校はどんな学校か
運営法人と本校の所在地
公式サイトによれば、クラーク記念国際高等学校は1992年開校の通信制高校で、運営母体は学校法人創志学園です。本校は北海道深川市(深川本校)にあり、学校紹介ページには「全国70を超える教育拠点で1万人以上が学び、これまで10万人にのぼる卒業生を輩出しています」と書かれています。拠点の中には、専修学校クラーク高等学院(札幌大通校・名古屋校・大阪梅田校・天王寺校・芦屋校・姫路校)のような連携校も含まれ、学費ページでは「連携校」と書き分けられています。学校教育法第一条に定められた高等学校(一条校)で、卒業資格は全日制高校の卒業資格と同等に扱われるとされています。名誉校長は冒険家の三浦雄一郎です。
コースの種類と選び方
公式サイトが案内する通学スタイルは主に3つです。
- 週5日通学コース 毎日通学する全日型。制服があり、行事・部活動などを含む学校生活を送る
- スマートスタディコース(Ⅰ・Ⅱ) オンライン授業+通学を組み合わせ、自分のペースで通学日数を選べる
- 単位修得コース 通学日数(月1〜2回程度)と自宅学習で卒業資格の取得を目指す
| コース | 登校の目安 | 学費の公開状況 |
|---|---|---|
| 週5日通学コース | 毎日通学 | 拠点ごとに異なり、各拠点の募集要項で確認 |
| スマートスタディⅠ・Ⅱコース | オンライン授業と通学の組み合わせ | 全国共通のモデル(Ⅰ年162,800円、Ⅱ年378,300円) |
| 単位修得コース | 年間20日程度(スクーリング約10日、定期試験約6日、特別活動5日程度。キャンパスで異なる) | 25単位で年30,000円(入学金10,000円を含む) |
このほか、専修学校と連携して学ぶコース(クラーク国際×高等専修学校)もあります。ライフスタイルの変化に合わせて通学スタイルを変更することも可能とされています。
生徒数と卒業率
学校紹介ページでは在籍は「1万人以上」、卒業生は「10万人にのぼる」とされています。「沿革」ページには、2003年に生徒数が10,000人を突破し、2020年に卒業生が60,000人を突破したとあります。1992年の開校から30年以上の実績があり、当時「広域通信制高校として日本で6校目、24年ぶりの認可」だったと紹介されています。年度ごとの在籍者数・卒業率そのものの数値は公表なしとして扱います。
クラーク記念国際高等学校の学費【2027年度】
入学金と授業料の内訳
公式サイトの「学費について」ページによれば、年間学費は「高校卒業資格に必要な単位修得のための学費」と「選択コースの学費」を合わせた金額です。2027年度新入生の年間学費モデル(就学支援金対象の場合)として公開されているのは次の2コースです。
| コース | 年額 | 内訳 |
|---|---|---|
| スマートスタディⅠコース | 162,800円 | 本校授業料等102,800円+コース授業料等60,000円 |
| スマートスタディⅡコース | 378,300円 | 本校授業料等102,800円+コース授業料等275,500円 |
| 単位修得コース(25単位履修) | 30,000円 | 本校授業料等のみ |
スマートスタディⅡコースの生徒は、希望すれば「オプションプラス」の専門プログラムを追加できます。年額の受講料は次のとおりで、上のモデルとは別にかかります。
| 分野 | プログラムと年額 |
|---|---|
| 大学受験 | 難関国立大学・医学部350,000円、国公立大学・難関私立大学250,000円、私立大学200,000円 |
| グローバル | 海外大学350,000円、アドバンス250,000円、スタンダード200,000円 |
| デジタルクリエイト | Webサイト制作・ゲーム制作・動画制作・アプリ開発①(JavaScript)各200,000円、アプリ開発②(Python)250,000円 |
週5日通学コースについては、公式サイトに「各拠点によって異なりますので、各拠点の募集要項をご確認ください」と明記されており、全国一律の金額は公開されていません。上記いずれのモデルにも、教科書代(10,000円程度)、模試・各種検定料、ICT教材費、健康診断費、PC購入費は含まれていません。また北海道地区は金額が異なるとされています。
就学支援金を使うといくらになるか
上記の学費モデルは、就学支援金をあらかじめ充当した後の金額です。スマートスタディコースは就学支援金337,200円を本校授業料に充当した後の金額、単位修得コースは就学支援金12,000円(1単位あたり)を充当した後の金額と、それぞれ補足事項に明記されています。就学支援金の充当なしでの金額(満額)は、このページ単体では確認できませんでした。単位修得コースのページには「1単位の受講料11,000円×25単位履修の場合」と書かれており、支援金の上限(1単位あたり最大12,000円)の範囲に収まる単価です。
2027年度新入学の場合の支援金は、週5日コースとスマートスタディコースが最大337,200円、単位修得コースが1単位あたり最大12,000円です。受給できるのは高校在籍48か月まで、単位修得コースでは高校での履修74単位までが上限です。支援金は申請が必要で、生徒や保護者に直接支払われるものではありません。分割で払いたい場合は、日本政策金融公庫の国の教育ローンのほか、オリコ学費サポートプラン、C-Web学費ローン、ジャックスの教育ローンの3社の提携ローンが案内されています。
他校と比べて高いか安いか
この記事の範囲では他校の学費を横並びで確認していないため断定はできません。ただし、スマートスタディⅠコース(年額162,800円)と単位修得コース(年額30,000円)は、通学頻度・サポートの手厚さに応じて年額に7倍以上の差があります。基本となる週5日通学コースの金額が拠点ごとに異なる以上、志望キャンパスの募集要項を確認しない限り総額は分かりません。
クラーク記念国際高等学校のスクーリングはどこで何日か
よくある質問によると、スクーリングは原則として在籍しているキャンパスで、いつもの仲間と受けます。転入学のページでは、一部のキャンパスは近隣のキャンパスで行うと補足されています。本校の深川まで行くことを前提にした仕組みではありません。
日数が具体的に示されているのは単位修得コースです。スクーリング(面接指導)が年間約10日、定期試験を受けるための登校が年間約6日、学校が指定する特別活動が年間5日程度で、合わせて年間20日程度とされています(日数はキャンパスによって異なる)。週5日通学コースは毎日の授業の中でスクーリングを行う形のため、日数を別に数える必要はありません。スマートスタディコースはオンライン授業を常に開講していて、通学日数は選び方で変わります。
クラーク記念国際高等学校で卒業するために必要なこと
単位の取り方とレポートの量
公式サイトの「通信制高校とは」のページによると、卒業には3年以上の在籍、74単位以上の修得、特別活動30単位時間以上(ホームルーム・学校行事・生徒会活動など)が必要です。転入・編入の場合は、前の学校での在籍期間と修得単位を引き継げます。科目の単位は、Webでの報告課題(レポート)の提出、スクーリングへの出席、定期試験の合格で認定されます。レポートの回数は今回確認したページには載っていませんでした。
卒業できずにつまずく人のパターン
公式サイトに「つまずくパターン」の説明はありません。仕組みから見ると、単位修得コースは年20日程度の登校以外を自宅で進めるため、Webのレポートを期限内に出し続けられるかが分かれ目になります。登校の多いコースから少ないコースへの変更もできるので、生活リズムが崩れたときは早めに担任へ相談するのが現実的です。
クラーク記念国際高等学校の入学条件と出願の流れ
入学案内のページによると、流れは学校説明会・オープンキャンパスか個別相談に参加する、希望するキャンパスに受験生本人が来校して出願書類を出す、各校が決める試験日に入学試験を受ける、合格発表のあと入学前オリエンテーションを受ける、という順です。出願日と試験日はキャンパスによって異なり、一部のキャンパスでは出願前の入試相談もあります。早期受験の合格者は、入学前の事前登校プログラムに参加できます。
新入学(中学卒業後)、転入学(別の高等学校から)、編入学(高校中退後)でそれぞれ入学までの流れが異なります。公式サイトには「クラーク国際の入試や学費は各キャンパスによって異なります」と明記されており、入試方法・出願期間などの詳細は北海道・東北、関東、東海・北陸、近畿・中国、九州の各エリアページから、志望キャンパスの募集要項を確認する必要があります。
クラーク記念国際高等学校のサポート体制
不登校からの入学に対応しているか
よくある質問では、先生や友達と合わずに通えなくなった人や不登校になった人でも大丈夫だと答えています。理由として、生徒が担任の先生を選べる「パーソナルティーチャー制度」と、友達同士で悩みを解決する「ピアアシスタント制度」が挙げられています。転入学のページも、人間関係の不安や欠席の多さで通学が難しい人を対象として明記しています。個々の事情への対応可否は、志望キャンパスの個別相談会で確認するのが確実です。
進学と就職の実績
公式サイトの「進路実績」ページによると、2025年度(2026年3月31日時点)の主な大学合格実績には、国立大学の一橋大学・大阪大学・名古屋大学・九州大学・北海道大学・神戸大学、私立大学の早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学など多数の大学名が挙げられています。海外大学(University of British Columbia、Brigham Young Universityなど)への合格実績もあります。指定校推薦枠は全国約320以上の大学から1,400超(日本全国の大学数約800校の1/3以上に相当)と明記されています。運営母体の学校法人創志学園の系列大学(IPU・環太平洋大学、IPU New Zealand)への進学ルートもあります。具体的な合格者数・進学率(%)の数値は公表なしとして扱います。
卒業生の声
公式サイトの「卒業生の声」ページには、進学先とコース名・卒業年度を明記した卒業生メッセージが複数紹介されています。個人が特定できる実名・出身中学名まで含めて公開されている点が特徴です。
- 早稲田大学 国際教養学部 麻生明里さん(総合進学コース・2018年度卒業)「中学生の頃は学校に行けなかった私が今ではドイツで留学生活を送っています」と、留学経験を通じて自分自身を解放するきっかけを得たと振り返っています
- 上智大学 鈴木捷吾さん(SMARTⅡコース・2020年度卒業)「担任の先生と毎週いろいろなことを話すうち、どんどん自信がついていき」、コーチング面談を通じて進路への意欲が変わったと述べています
- 慶應義塾大学 文学部 尾島隼人さん(総合進学コース・2020年度卒業)クラーク国際の語学研修プログラムを通じて「異文化理解力やコミュニケーション能力、主体的に考えて行動する力」を培ったとしています
- 北海道大学 甲斐和樹さん(特別進学コース・2017年度卒業)「同じ目標を持った生徒たちと受験勉強に臨むので、競い合い、励まし合いながら努力し続けることができ」たと、特別進学コースでの学びを紹介しています
このほか、チェコ国立カレル大学医学部や北京大学など海外大学への進学者、卒業生の竹内智香さんがソチ五輪女子スノーボードで銀メダルを獲得した実績も公式サイトで紹介されています。これらはいずれも公式サイトが実名で公開している卒業生本人のメッセージであり、口コミサイトの匿名の評価とは性質が異なる一次情報です。
クラーク記念国際高等学校を検討するときの確認ポイント
クラーク記念国際高等学校は、コースと入学区分と拠点によって金額が変わる仕組みです。公式サイトの学費ページ(2026年9月26日確認)をもとに、事前に確かめたい点を整理します。
- 週5日通学コースの金額 公式サイトには「各拠点によって異なります」とあり、全国共通の金額は載っていません。志望する拠点の募集要項が必要です
- 北海道地区の金額 公式サイトの補足に、北海道地区は金額が異なると書かれています。北海道の拠点を考えている場合は別に確認します
- 就学支援金の扱い スマートスタディコースは最大337,200円、単位修得コースは1単位あたり最大12,000円が授業料から減免されるとされています。受給には申請が必要で、対象は高校在籍48カ月までです
- 単位修得コースの年額 30,000円は25単位を履修した場合の金額です。履修単位数が変わると総額も変わります
- 学費に含まれない費用 教科書代が別途約10,000円かかるとされています。ほかの費目は記事内の一覧と募集要項で見比べます
- 転入学・編入学 新入学と学費が異なるため、各キャンパスへの問い合わせが必要です
記事内の金額はスマートスタディコースと単位修得コースのモデルで、週5日通学コースの総額は含まれていません。
クラーク記念国際高等学校が向いている人と向いていない人
- 向いている人 制服を着て毎日登校し、行事・部活動も含めた高校生活を送りたい人(週5日通学コース)、通学日数を自分のペースで調整したい人(スマートスタディコース)
- 向いていない人 全国一律の学費をあらかじめ正確に把握してから比較検討したい人(週5日通学コースは拠点ごとに金額が異なる)
クラーク記念国際高等学校の資料で確認したいこと
クラーク記念国際高等学校は、週5日通学、スマートスタディ、単位修得の3つの通学スタイルがあり、入試と学費が拠点ごとに異なります。資料請求や説明会では、志望する拠点の募集要項で次の点を確かめてください。
- 週5日通学コースの年間学費と、教科書代を除く諸費用の内訳
- 転入学・編入学の場合の年間学費
- スクーリングや通学の日数と、会場になる拠点の場所(単位修得コースは年20日程度が目安)
- 出願日・試験日と、出願前の入試相談があるか
クラーク記念国際高等学校に関するよくある質問
週5日通学コースの学費はいくらですか
公式サイトには「週5日コースは各拠点によって異なりますので、各拠点の募集要項をご確認ください」とあり、全国一律の金額は公開されていません。
就学支援金の対象になりますか
なります。2027年度新入学の場合、週5日コースとスマートスタディコースは最大337,200円、単位修得コースは1単位あたり最大12,000円です。公開されている学費モデルは、いずれも支援金を充当した後の金額です。
転入学・編入学の学費は新入学と同じですか
公式サイトには「転入学・編入学は年間学費が異なります。詳しくは各キャンパスまでお問い合わせください」と明記されています。
不登校でも入学できますか
できます。よくある質問では、何らかの理由で不登校になった人でも大丈夫だと答え、担任を選べるパーソナルティーチャー制度や、友達同士で悩みを解決するピアアシスタント制度を挙げています。
入試や学費はキャンパスによって違いますか
公式サイトには「クラーク国際の入試や学費は各キャンパスによって異なります」と明記されています。入試方法や出願期間は、志望するキャンパスのページで個別に確認する必要があります。
出願前に説明会へ参加する必要がありますか
公式サイトによれば、入学を希望する場合はまず志望キャンパスで実施される学校説明会・個別相談会への参加が必要です。新入学・転入学・編入学で入学までの流れが異なります。
指定校推薦はどのくらいありますか
公式サイトによると、全国約320以上の大学から1,400超の指定校推薦枠があります。日本全国の大学数(約800校)の1/3以上にあたるとされています。
卒業生にはどんな進路の人がいますか
公式サイトの「卒業生の声」ページには、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・北海道大学などへ進学した卒業生の実名メッセージが紹介されています。中学時代は学校に行けなかったが留学を経て早稲田大学に進学した例や、コーチング面談をきっかけに上智大学へ進学した例もあります。
単位修得コースは年に何日登校しますか
年間20日程度です。内訳はスクーリングが約10日、定期試験のための登校が約6日、特別活動が5日程度で、日数はキャンパスによって異なります。スクーリングはふだん通うキャンパスで受けます。
まとめ
- 運営母体は学校法人創志学園、本校は北海道深川市。学校教育法第一条の高等学校で卒業資格は全日制と同等
- 週5日通学コース、スマートスタディコース(Ⅰ・Ⅱ)、単位修得コースの3スタイルから選べる
- 就学支援金対象のスマートスタディⅠコースは年額162,800円、単位修得コースは年額30,000円。ただし週5日通学コースの学費は拠点ごとに異なり、公式サイト単体では確認できない
- 卒業は3年以上の在籍・74単位以上・特別活動30単位時間以上。スクーリングは在籍キャンパスで受け、単位修得コースの登校は年20日程度
- 出願日・試験日はキャンパスごとに異なり、受験生本人が来校して出願する。志望キャンパスの募集要項の確認が前提になる
- 1992年開校、2020年に卒業生60,000人突破。指定校推薦は320大学以上・1,400枠超、2025年度は一橋大学・大阪大学・早稲田大学・慶應義塾大学など多数の合格実績
参照した情報源
- クラーク記念国際高等学校公式サイト(www.clark.ed.jp、2026年9月17日確認)
- 公式サイトの「進路実績」「卒業生の声」「沿革」各ページ(2026年9月7日確認分は継続使用)
- クラーク記念国際高等学校 学費ページ(https://www.clark.ed.jp/gakuhi/)および公式トップページ(https://www.clark.ed.jp/)、2026年9月26日確認
- クラーク記念国際高等学校公式サイト 学費(https://www.clark.ed.jp/gakuhi/)、単位修得コース(https://www.clark.ed.jp/learning-style/credit-based/)、通信制高校とは(https://www.clark.ed.jp/tsushinsei/)、入学案内(https://www.clark.ed.jp/admission/)、転入学(https://www.clark.ed.jp/tennyu/)、教育ローン(https://www.clark.ed.jp/loan/)、クラークの特徴(https://www.clark.ed.jp/feature/)、よくある質問(https://www.clark.ed.jp/faq/)(2026年10月4日確認)
クラークは通学の形が週5日・スマートスタディ・単位修得と分かれ、学費も拠点ごとに異なる学校です。通い方を絞り込むには不登校の子が高校に進むときの選択肢も参考になり、拠点の募集要項は通信制高校の資料請求はどこからするのが早いかを読んで手順をつかむと集めやすくなります。