※アイキャッチ画像はイメージです(実際の校舎・施設とは異なります)。
滋慶学園高等学校は、医療・福祉・スポーツなどの専門学校を全国に持つ滋慶学園グループの通信制高校で、本校は岡山県美作市にあります。通信コースの生徒は年8日ほど美作本校の集中スクーリングに通い、渓流釣りや陶芸、農業体験などの体験学習で特別活動の時間を満たします。学費ページの就学支援金の表は2025年度までの旧制度の書き方のままですが、新制度で計算し直すと25単位の授業料は全額まかなえます。この記事では公式サイトの募集要項・学費サポート・入試日程・Q&Aのページを読み、通信コースの3年間の負担と出願の段取りを整理しました。
滋慶学園高等学校はどんな学校か
運営法人と本校の所在地
滋慶学園高等学校は学校法人大阪滋慶学園が運営する広域通信制の高等学校で、全国47都道府県から入学できます。本校(美作キャンパス)は岡山県美作市古町1665にあります。2018年開校と比較的新しい学校で、医療・福祉・スポーツなどの専門学校を全国に80校以上展開する滋慶学園グループが母体です。専門学校への進学を見据えた学びに強みがあります。
コースの種類と選び方
本校の美作キャンパスでは通学5日コースに特別進学コース、総合進学コース(複数専攻)、総合スポーツコース(複数専攻)、ベーシックコースがあります。東京・大阪・福岡のキャンパスでは通学1〜5日のコースが用意されており、自宅学習中心の通信コースも選べます。専門学校グループならではの専攻の幅広さが特徴です。
生徒数と卒業率(公式サイトより)
公式サイトが公開する「令和7年度 学校評価書」によると、令和7年度は卒業率99%、1・2年生の単位修得は86%が全科目の単位を取得できたとされています。生徒数そのものの数値は公表なしとして扱います。
滋慶学園高等学校の学費
入学金と授業料の内訳
公式サイトの「通信コース 募集要項・学費」ページによれば、通信コースの学費は入学金100,000円(初年度のみ)、授業料300,000円(25単位履修の場合、1単位12,000円)で、初年度の合計(年間)は400,000円です。2年目以降は施設設備費として100,000円が必要になります。このほか教科書代、健康管理費、校友会費、同窓会費、スクーリング諸費用など学校生活に必要な諸費用が別途かかります。通学コースの金額はキャンパスとコースによって幅があるため、資料請求時の見積もりで確認してください。
就学支援金を使うといくらになるか
公式サイトの「学費サポート制度」ページと通信コースの募集要項ページには、世帯年収の目安で支給額を分けた表と、「1単位当たり4,812円」という説明が載っています(2026年10月4日確認)。これは2025年度までの旧制度の書き方です。2026年4月から就学支援金の所得制限は撤廃され、文部科学省の新制度の概要では、私立の通信制で単位ごとに授業料を決める学校の支給限度額は1単位13,668円(通算74単位・年30単位まで)、年額の上限は337,200円です。
滋慶学園の授業料1単位12,000円は13,668円より低いので、25単位なら授業料300,000円は全額が支援金でまかなえる計算です。支給の条件として、高校に在学した期間は上限48か月まで、前の学校の分を含めて最大74単位まで(修得ではなく履修した単位数)、年間30単位までと書かれています。
授業料以外の支援として、非課税世帯向けの高校生等奨学給付金(岡山県の例で年52,100円、生活保護受給世帯は52,600円)、きょうだいが大阪滋慶学園の学校に在学・卒業している人への奨学金100,000円、日本政策金融公庫の国の教育ローン(最高350万円、年4.05%、2026年7月1日現在)が案内されています。
他校と比べて高いか安いか
通信コースの初年度合計400,000円、公式サイト記載の就学支援金適用後の実質負担額100,000円は、この記事で扱った学校の中では中間からやや高めの水準です。専門学校グループが運営する強みで専攻の選択肢は豊富ですが、美作キャンパス通学コース以外はスクーリング諸費用が別途必要になる点も踏まえて総額を確認しましょう。
通信コースの学費を年次ごとに見る
通学コースはキャンパスとコースで金額が変わるため総額は出せませんが、通信コースは公式サイトで確定額が公開されています。
| 年次 | 学校に払う額(25単位) | 就学支援金の目安(新制度) | 差し引き後の目安 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 400,000円(入学金100,000円+授業料300,000円) | 300,000円 | 100,000円 |
| 2年目 | 400,000円(施設設備費100,000円+授業料300,000円) | 300,000円 | 100,000円 |
| 3年目 | 400,000円(施設設備費100,000円+授業料300,000円) | 300,000円 | 100,000円 |
| 3年間 | 1,200,000円 | 900,000円 | 300,000円 |
公式サイトの学費表(入学金・授業料・施設設備費)をもとに、毎年25単位を履修したとして当サイトで計算しました。2・3年目の授業料も1単位12,000円と仮定しています。教科書代、健康管理費、校友会費、同窓会費、スクーリング諸費用は含みません。
ここから確実に言えるのは、2年目と3年目だけで施設設備費が200,000円かかるということです。就学支援金の対象は授業料なので、この施設設備費は世帯の状況にかかわらず必要になります。見積もりを受け取ったときは、まずこの200,000円が正しく織り込まれているかを確認してください。
見積もりを取るときに聞く5項目
- 初年度の入学金・授業料・施設設備費の内訳(希望するキャンパスとコースで)
- 2年目・3年目にかかる金額(施設設備費以外に何があるか)
- スクーリング諸費用の金額と、会場がどこになるか
- 制服の要否と金額(コースによって異なる可能性がある)
- 専攻を変更したい場合の費用の扱い
金額を公開している学校を1校決めて基準にすると、受け取った見積もりが高いのか安いのか判断できます。当サイトの通信制高校の学費を地域別に比較で、公開している学校の水準を確認できます。
滋慶学園高等学校のスクーリングはどこで何日か
公式サイトのQ&Aページによれば、通信コースのスクーリングは年8日程度+前期試験・後期試験を合わせて合計10日程度で、美作本校(岡山県、最寄り駅は大原駅)での集中スクーリングとして実施されます。月1回程度、学習サポートセンターでの面接指導が可能な場合もあるとされています。美作キャンパス(本校)の通学コースを選べばスクーリングは本校で完結しますが、それ以外のコースはスクーリング諸費用が別途必要です。
滋慶学園高等学校で卒業するために必要なこと
単位の取り方とレポートの量
公式サイトのQ&Aページには、卒業条件として在学年数3年以上、74単位以上の認定、特別活動の出席時間数30時間以上の3つが明記されています。単位を得るにはレポート提出・スクーリング出席・単位認定試験の合格が必要で、特別活動の30時間は多くの場合、集中スクーリングにあわせて消化する形になるとされています。
卒業できずにつまずく人のパターン
公式サイトに具体的な統計は公表されていません。自宅学習中心の通信コースは自由度が高い分、レポート提出のペース管理を自分でする必要がある点、また美作本校での集中スクーリング(年8日程度+試験10日程度)への参加が卒業条件に組み込まれている点は、事前に押さえておく必要があります。
滋慶学園高等学校の入学条件と出願の流れ
通信コースの募集要項によると、出願資格は中学校を卒業した人(卒業見込みを含む)などです。志望キャンパスは美作キャンパス、大阪キャンパス、東京学習サポートコース、福岡学習サポートコース、鳥取学習センター、出雲学習センターから選びます。試験は基礎力テスト(中学校で学ぶ国語・数学・英語の基礎、50分)と個人面接(15分程度)です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提出書類 | 入学願書、写真2枚、受験票・受験台帳、課題作文(「学校の志望動機と高校生活で頑張りたいこと」500字以上800字以内)、調査書 |
| 選考料 | 10,000円(郵便局の払込用紙で送金。書類と選考料は返却しない) |
| 出願方法 | 簡易書留で郵送、または各キャンパスの窓口に平日9時〜17時に持参(鳥取・出雲の学習センターでは受け付けず、美作キャンパスへ) |
| 合否 | 試験後10日以内に郵送 |
| 併願の場合 | 入学金を納め、学費は併願校の合格発表の翌々日まで延納できる。入学しない場合も選考料と入学金は返金されない |
入学試験日程のページに載っている日程は2026年1月から3月のもの(2026年4月入学向け)で、美作キャンパスは3回、大阪は4回、東京・福岡・島根は3回、鳥取は2回でした。2027年4月入学の日程は、2026年10月4日時点ではまだ載っていません。3月以降は定員が残っている場合のみ実施するとされています。
転入学・編入学は随時受け付けています。選考は基礎力テストと面接で、課題作文のほか、転入学は転学照会状・単位修得証明書・在学証明書、編入学は単位修得証明書・在籍期間証明書が必要です。年度途中の転入学では、今の履修科目と単位数を書いた書類も出します。
滋慶学園高等学校のサポート体制
不登校からの入学に対応しているか
公式サイトのQ&Aには「不登校でも学校に通えますか?」という質問に対し「専門のスクールカウンセラーが常駐するスチューデントサービスセンターを設置しています。今まで不登校だったけれど学校に通いたい、友達を作りたい、高卒資格を取りたいといった方でも通学することが可能です」と明記されています。あわせて通信コースから通学5日コースまで幅広い選択肢があるため、通学頻度を無理なく調整しやすい構造です。
進学と就職の実績
公式サイトが公開する「令和7年度 学校評価書」によると、令和7年度卒業生の進路決定率は91.7%(令和6年度は88.6%)でした。文部科学省「令和6年度学校基本調査」によれば全国の通信制高校の進路決定率は71.8%であり、公式サイトは「本校の進路指導は全国平均をはるかに上回る水準にある」としています。また「進路実績」ページには2025年3月卒業生の具体的な合格大学(青山学院大学・駒澤大学・立命館大学・関西大学・近畿大学・明治学院大学など20校以上)、短期大学、専門学校、就職先企業が実名で公開されています。滋慶学園グループの系列専門学校(大阪医療技術学園専門学校など)へ進学した場合は入学金10万円減免などの制度が適用されるとされています。
滋慶学園高等学校を検討するときの確認ポイント
通信コースの学費は、公式の「通信コース 募集要項・学費」ページで、入学金100,000円(初年度のみ)と授業料300,000円(25単位、1単位12,000円)の計400,000円、2年目以降は施設設備費が年100,000円と示されています。つまり3年間で見ると、施設設備費だけで200,000円が上乗せされます。
実質負担額の見方にも注意が必要です。学費ページにある「1年間の実質負担額」の表は、2026年10月4日時点でも世帯年収の目安で区切った旧制度の書き方のままです。新制度では25単位の授業料は全額まかなえる計算なので、入学金や施設設備費を含めた実際の負担額を、学校からの見積もりで確かめてください。
コースによって総額が変わる点も押さえておきます。通信コースでは教科書代、健康管理費、校友会費、同窓会費、スクーリング諸費用が別途必要とされ、金額は公式ページに出ていません。通信コースのスクーリングは美作キャンパスでの集中実施で、年8日程度と前期・後期の試験を合わせて10日程度です。通学コースは美作、東京、大阪、福岡でコースごとに費用が異なります。
進路実績のページには、大阪滋慶学園グループの学校へ進学した場合に入学金10万円減免等の制度が適用されると書かれています。対象校の一覧と細かい条件は別ページの案内になっています。利用する可能性がある場合は、対象校と条件を書面で確認しておくと安心です。
専門学校グループが母体であることの読み方
滋慶学園グループは医療・福祉・スポーツ分野の専門学校を80校以上展開しており、系列専門学校への進学に強みがあるとされています。ただし、具体的な進学率は公表されていません。
系列校への進学ルートを理由に選ぶ場合、確認しておきたいのは3点です。系列専門学校への進学にどのような優遇があるか、その優遇に条件(成績・出席など)が付くか、系列以外の進路を選んだ場合に不利にならないか。高校入学の時点で専門分野を決めきれる生徒ばかりではありません。進路が変わったときの選択肢が残るかどうかは、説明会で聞いておく価値があります。
専門分野の学びを高校段階から始めたい場合、比較対象になるのはヒューマンキャンパス高等学校(専門チャレンジコース)や第一学院高等学校(芸能・eスポーツ等の専門コース)です。いずれも専門コースは費用が上がる構造なので、通常コースとの差額を確認してから判断してください。
滋慶学園高等学校が向いている人と向いていない人
医療・福祉・スポーツなど専門分野への進学を見据えて、専門学校グループならではの専攻を選びたい人に向いています。一方、通信制高校としての費用をできるだけ抑えたい人には、施設設備費やスクーリング諸費用が別途かかる点がネックになる場合があります。
滋慶学園高等学校の資料で確認したいこと
滋慶学園高等学校は専門学校グループが母体で、通信コースから通学5日コースまで選べる学校です。資料では、希望コースの初年度と2年目以降の内訳(施設設備費100,000円を含む)、スクーリング諸費用の金額、就学支援金適用後の実質負担額が授業料のみの表か入学金込みの表か、系列専門学校への進学優遇の条件の4点を確認してください。
滋慶学園高等学校に関するよくある質問
滋慶学園高等学校はどこからでも入学できますか
はい、広域通信制高校のため全国47都道府県から入学できます。本校は岡山県美作市で、大阪キャンパスのほか、東京・福岡には学習サポートコースがあります(公式サイト、2026年9月26日確認)。
学費はいくらですか
初年度は入学金・授業料・施設設備費が必要で、2年目以降は施設設備費として100,000円がかかります。具体的な金額はキャンパスとコースによって異なるため資料請求での確認が必要です。
どんな専攻が選べますか
美作キャンパスでは特別進学、総合進学(複数専攻)、総合スポーツ(複数専攻)、ベーシックの各コースがあり、滋慶学園グループの専門学校とつながる専攻の幅広さが特徴です。
通信コースの学費はいくらですか
公式サイトには、通信コース(25単位履修)の初年度合計は入学金100,000円+授業料300,000円で400,000円、2年目以降は施設設備費100,000円がかかります。就学支援金の新制度(所得制限なし、1単位13,668円まで)で計算すると、25単位の授業料は全額まかなえ、各年の負担は100,000円前後が目安です(当サイト計算、諸費用は別)。ただしこの年収区分は2026年4月の所得制限撤廃前のものとみられるため、最新の実質負担額は学校に直接確認してください。2年目以降は施設設備費100,000円が必要です。通学コースの金額はキャンパスとコースによって異なるため、資料請求での確認が必要です。
スクーリング諸費用とは何ですか
美作キャンパス(本校)の通学コース以外を選んだ場合に別途必要となる費用です。金額と会場は資料請求や個別相談で確認してください。
系列の専門学校に進学すると優遇がありますか
公式サイトの「進路実績」ページには、滋慶学園高校から大阪滋慶学園グループ校(大阪医療技術学園専門学校など)に進学した場合、入学金10万円減免などの制度が適用されると明記されています。系列以外の進路を選ぶ場合の扱いは、説明会で確認してください。
卒業の条件は何ですか
公式サイトのQ&Aページには、在学年数3年以上、74単位以上の認定、特別活動の出席時間数30時間以上の3条件が明記されています。
通信コースのスクーリングは何日ですか
公式サイトのQ&Aページには「年8日程度のスクーリングと前期試験・後期試験の合計10日程度」と明記されています。美作本校での集中スクーリングが基本です。
卒業率や進路決定率はどのくらいですか
公式サイトが公開する「令和7年度 学校評価書」によると、令和7年度は卒業率99%、進路決定率91.7%(令和6年度は88.6%)でした。文部科学省の学校基本調査による全国の通信制高校の進路決定率71.8%を上回る水準としています。
不登校でも通えますか
公式サイトのQ&Aには「専門のスクールカウンセラーが常駐するスチューデントサービスセンターを設置しています。今まで不登校だったけれど学校に通いたい、友達を作りたい、高卒資格を取りたいといった方でも通学することが可能です」と明記されています。
まとめ
滋慶学園高等学校は岡山県美作市に本校を置く広域通信制高校で、滋慶学園グループの専門学校とつながる専攻の幅広さが特徴です。令和7年度の卒業率は99%、進路決定率は91.7%と全国平均(71.8%)を大きく上回る水準が公式サイトで公開されています。卒業条件は在学年数3年以上・74単位以上の認定・特別活動30時間以上の3つで、通信コースのスクーリングは美作本校での集中実施(年8日程度+試験10日程度)、初年度の学費は400,000円(新制度の就学支援金で授業料がまかなえれば各年100,000円前後、当サイト計算)です。通学コースはキャンパスとコースによって費用の内訳が変わるため、就学支援金を適用した実質負担額を確認してから検討しましょう。
参照した情報源
- 滋慶学園高等学校公式サイト「通信コース 募集要項・学費」(https://www.jghs.ed.jp/nyushi/boshu_tsushin/)、「学費サポート制度」(https://www.jghs.ed.jp/nyushi/gsupport/)、「Q&A」(https://www.jghs.ed.jp/faq/)(2026年9月26日確認)
- 滋慶学園高等学校公式サイト 通信コース募集要項・学費(https://www.jghs.ed.jp/nyushi/boshu_tsushin/)、学費サポート制度(https://www.jghs.ed.jp/nyushi/gsupport/)、入学試験日程と概要(https://www.jghs.ed.jp/nyushi/system/)、転入学・編入学(https://www.jghs.ed.jp/nyushi/transfer/)、通信コース(https://www.jghs.ed.jp/course/tsushin/)、進路実績(https://www.jghs.ed.jp/shinro/)、Q&A(https://www.jghs.ed.jp/faq/)(2026年10月4日確認)
- 文部科学省「高等学校等就学支援金・新制度の概要」(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/index.htm に掲載のPDF、2026年10月4日確認)
医療・福祉・スポーツなどの専門学校を全国に展開する滋慶学園グループが母体で、専門学校への進学を見据えた学びに強みがあるのが滋慶学園高等学校です。ほかの進路も視野に入れるなら不登校の子が高校に進むときの選択肢を、資料を取り寄せるなら通信制高校の資料請求はどこからするのが早いかをご覧ください。
関連する学校の記事
出典:滋慶学園高等学校公式サイト(www.jghs.ed.jp、旧URL jghs.ed.jpは2026年9月17日時点で名前解決できず)、公式サイトが公開する「令和7年度 学校評価書」PDF。確認日2026年9月17日(コース内容等の記述は2026年9月8日・9月12日確認分を継続使用)。