※アイキャッチ画像はイメージです(実際の校舎・施設とは異なります)。
おおぞら高等学院(2022年4月に「KTCおおぞら高等学院」から改称)は、鹿児島県屋久島町に本校がある屋久島おおぞら高等学校のサポート校で、両方をまとめて「おおぞら高校」と呼んでいます。公式サイトのキャンパス一覧には国内50か所と海外のバンクーバーキャンパスが並び、年1回、屋久島の本校で約1週間のスクーリングがあります。学費はサポート校の分(基礎コース年396,000円など)と、屋久島おおぞら高校の授業料(1単位15,000円)の2本立てです。この記事では両校の生徒募集要項と学費サポートのページを読み、費用の分かれ方と出願の時期を整理しました。
おおぞら高等学院(旧KTCおおぞら高等学院)はどんな学校か
運営法人と本校の所在地
おおぞら高等学院(2022年4月に「KTCおおぞら高等学院」から改称)は、公式サイトで「屋久島おおぞら高等学校のサポート校です」と明記されている通り、通信制高校そのものではなくサポート校です。籍を置く通信制高校は屋久島おおぞら高等学校(運営は学校法人KTC学園、本校は鹿児島県熊毛郡屋久島町平内、公式サイト ohzora.ac.jp、2026年9月26日確認)で、普段はKTCおおぞら高等学院のキャンパスに通いながら、通信制高校の卒業資格を取得する仕組みになっています。屋久島おおぞら高等学校そのものの学費・卒業条件は当サイトの別記事「屋久島おおぞら高等学校」で解説しています。
コースの種類と選び方
みらい学科のもとに子ども・福祉コース、プログラミングコース、住環境デザインコース、マンガイラストコース、進学コース、基礎コース、個別指導コースなど専門性の高いコースが揃っています。公式サイトのキャンパス一覧には、宮城・福島から熊本までの国内50か所と、海外のバンクーバーキャンパスが載っています(2026年10月4日確認)。マイコーチ制度という、生徒が自分で担当のコーチを選べる仕組みも用意されています。
生徒数と卒業率(公式サイトより)
公式サイトには具体的な生徒数・卒業率の数値は公表されていません。サポート校である以上、卒業資格そのものは提携先の屋久島おおぞら高等学校から出るため、卒業率は同校の数値を確認することになります。
KTCおおぞら高等学院の学費【サポート校+提携通信制高校】
入学金と授業料の内訳
KTCおおぞら高等学院に通う場合、サポート校としての学費に加えて、籍を置く屋久島おおぞら高等学校の学費が別途必要です。2つの公式サイト(通信制高校側のohzora.ac.jpとサポート校側のktc-school.com)をそれぞれ確認したところ、費目の切り分けは次の通りでした。
| 区分 | 屋久島おおぞら高等学校(通信制高校) | おおぞら高等学院(サポート校) |
|---|---|---|
| 授業料 | 15,000円×履修単位数(全コース共通、前籍校での修得単位数により履修単位数は変わる) | みらい学科 基礎コース396,000円(税抜360,000円)/個別指導コース580,800円(税抜528,000円)。専門コース・進学コースは要問合せ |
| 入学金等 | 入学金50,000円・施設費90,000円(屋久島おおぞら高等学校の公式FAQ) | 公表なし(学費サポートプランの対象に入学金・教材費・実習費・研修費等が含まれる旨のみ確認) |
| 受験料 | 公表なし | 15,000円(税込) |
屋久島おおぞら高等学校の生徒募集要項ページには「授業料 15,000円×履修単位数」とだけ記載され、コース名や年間定額の記載はありません。一方でおおぞら高等学院の生徒募集要項ページには、同じ「15,000円×履修単位数」の記載に続けて「みらい学科 基礎コース396,000円/個別指導コース580,800円」という年間定額が示され、末尾に「当学院の学納金以外に、通信制高校(屋久島おおぞら高等学校)の費用が必要となります」と明記されています。この文脈から、396,000円・580,800円はサポート校(おおぞら高等学院)側の年間学納金であり、屋久島おおぞら高等学校(通信制高校)側の授業料は「15,000円×履修単位数」という別建てである可能性が高いと判断しました。
就学支援金を使うといくらになるか
就学支援金の対象になるのは、籍を置く通信制高校(屋久島おおぞら高等学校)の授業料部分です。2026年4月から所得制限はなく、私立の通信制で単位ごとに授業料を決める学校なら1単位13,668円まで(年30単位まで、年額上限337,200円)が支給されます(文部科学省「高等学校等就学支援金・新制度の概要」)。サポート校(おおぞら高等学院)側の学納金は対象外です。正確な相殺額は資料請求時の見積もりで確認してください。
他校と比べて高いか安いか
サポート校の費用が上乗せされる分、通信制高校に直接入学する場合より総額は高くなりやすい構造です。株式会社オリコとの学費サポートプラン(入学金・授業料などをオリコが立て替え、月々定額で返済する制度)も用意されているので、負担感が大きい場合は利用を検討する価値があります。
学費サポートプランの分割返済額(一次情報)
おおぞら高等学院の公式サイト「学費サポート」ページには、オリコの分割納付制度「学費サポートプラン」の具体的な返済額表が公開されていました。対象費用は「入学金、授業料、教材費、実習費、研修費等」で、スクーリング費用(交通費を除く)も対象に含まれます。
| ご利用残高金額の合計 | 最低分割支払金(月額) |
|---|---|
| 10万円以上〜50万円以下 | 6,000円 |
| 50万円超〜100万円以下 | 12,000円 |
| 100万円超〜150万円以下 | 18,000円 |
| 150万円超〜200万円以下 | 24,000円 |
利用限度額は10万円以上500万円以下で、1回の利用金額は納付書・募集要項に記載された金額以内という条件があります。返済方法は在学中から一定額を返す「通常返済」と、在学中の返済額を抑えて卒業後に多く返す「ステップアップ返済」の2種類から選べます。これは分割払いの仕組みであり、手数料を含めた総支払額は一括払いより増える点は変わりません。
KTCおおぞら高等学院のスクーリングはどこで何日か
スクーリングは提携先の屋久島おおぞら高等学校のものに参加する形で、年1回・約1週間、屋久島の本校で行われます。手つかずの自然を活かした特別活動や、全国のキャンパスから集まった仲間との合宿形式のグループ学習が特徴です。
KTCおおぞら高等学院で卒業するために必要なこと
単位の取り方とレポートの量
卒業に必要な単位数や条件は、籍を置く屋久島おおぞら高等学校の基準に従います。普段はKTCおおぞら高等学院のキャンパスでレポート作成のサポートを受けながら単位を積み上げていく仕組みです。
卒業できずにつまずく人のパターン
公式サイトに具体的な統計は公表されていません。サポート校と通信制高校の役割分担を理解せずに入学すると、どちらに何を相談すればよいか分からなくなるケースがあるとされているので、入学前によく確認しておきましょう。
KTCおおぞら高等学院の入学条件と出願の流れ
サポート校のKTCおおぞら高等学院と、通信制高校の屋久島おおぞら高等学校の両方への入学手続きが必要です。出願資格は中学卒業見込みの者・中学既卒者・高等学校在籍者・高等学校中途退学者となっています。
2027年3月卒業見込者の募集は一期(2026年5月20日〜8月10日必着)・二期(2026年8月17日〜10月25日必着)・一般(2026年11月1日〜)の3回に分かれており、転入・編入希望者は定員になり次第締め切る随時受付です。必要書類は入学願書(Web出願)・作文(指定用紙)・中学校または前籍校作成書類の3点で、受験料は15,000円(税込)です。選考は書類選考・個別面接・作文・プレイスメントチェックの総合判定で、選考会場は各キャンパスですがオンライン対応も可能とされています。
KTCおおぞら高等学院のサポート体制
不登校からの入学に対応しているか
公式サイトには明示的な不登校対応の記載は見当たりませんでしたが、マイコーチ制度で相性の良い担当者を自分で選べる仕組みは、不登校を経験した生徒にとっても相談しやすい体制といえます。心配な場合は資料請求や個別相談で事前に相談することをおすすめします。
進学と就職の実績
進学率・就職率の割合や人数は公表されていません。一方、公式サイトの「卒業生の進路」ページ(https://www.ktc-school.com/aboutktc/shingaku/)には、卒業生の主な進学先が学校名で載っています(2026年10月14日確認)。
| 区分 | 公式ページの記載(当サイトで学校名を数えた数) | 人数・年度 |
|---|---|---|
| 国公立大学 | 15校(九州大学・京都大学・名古屋大学・北海道大学・広島大学・筑波大学・金沢大学・熊本大学など) | 記載なし |
| 私立大学 | 50音順で約223校(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・青山学院大学・東京理科大学・関西学院大学など) | 記載なし |
| 短期大学 | 約97校 | 記載なし |
| 専門学校 | 「多数進学実績があります」とだけ書かれ、学校名は載っていない | 記載なし |
この表の読み方で押さえておきたい点は次の3つです。
- 学校名の一覧であり、何年度の何人が進学したかは書かれていません。学校名が多いことと、進学した人の割合が高いことは別の話です
- 進学先の学校名は卒業生全体の累計とみられますが、集計の期間は書かれていません
- 就職については人数や就職先の企業名はなく、「卒業生の活躍」ページ(https://www.ktc-school.com/graduate/)に医療・福祉、美容・服飾、建築・製造、公務員など職種の例が一部抜粋で並んでいるだけです
進路サポートの仕組みとして、公式ページには次の3点が書かれています。屋久島おおぞら高等学校の指定校推薦枠を活用でき、大学進学を目指す生徒が増えていること。高校卒業後の選択肢として、4大学9学科の通信制大学の併修校「おおぞらカレッジ」があること。海外の大学や語学留学は、KTCグループのウィッシュインターナショナルと連携して支援していることです。大学合格者のインタビューとして、早稲田大学法学部、東北大学理学部、ロンドン大学キングス・カレッジ(言語学専攻)の3名が紹介されています。推薦枠の数や条件は書かれていないため、希望する人は資料請求や個別相談で確かめてください。
KTCおおぞら高等学院を検討するときの確認ポイント
KTCおおぞら高等学院はサポート校で、卒業資格は屋久島おおぞら高等学校から出ます。費用も2階建てになるため、見積もりの読み方が最初のポイントです。
学費は2か所に分かれて請求される
おおぞら高等学院の生徒募集要項には、みらい学科の年間授業料として基礎コース396,000円(税抜360,000円)、個別指導コース580,800円(税抜528,000円)が載っています。専門コースと進学コースは「コースにより授業料が異なる」ため、キャンパスへの問い合わせが必要です。これとは別に、屋久島おおぞら高等学校の授業料として15,000円×履修単位数がかかります。前籍校での修得単位数で履修単位数が変わるので、転入・編入の人ほど金額に差が出ます。
コースは途中で変えられる
個別指導コースは週1〜5日、午後(12:50〜17:20)の通学で、1〜3年次のどの時期からでも他コースへ変更できると案内されています。ただしコースごとに授業料が違うため、変更後の金額を先に確認しておくと安心です。
出願時期と入学時期
4月入学は一期・二期・一般の3回で、二期は2026年10月25日必着です。10月入学の受付は2026年9月1日〜9月30日と案内されています。入学金や施設費は募集要項には載っていませんが、屋久島おおぞら高等学校の公式FAQに入学金50,000円・施設費90,000円とあります。おおぞら高等学院(サポート校)側の入学金は公表されていません。
KTCおおぞら高等学院が向いている人と向いていない人
プログラミングやマンガイラスト、住環境デザインといった専門性の高い学びをキャンパスで受けながら通信制高校を卒業したい人、自分でコーチを選びたい人に向いています。一方、サポート校費用の上乗せを避けたい人は、通信制高校に直接入学するほうが総額を抑えやすいでしょう。
KTCおおぞら高等学院の資料で確認したいこと
KTCおおぞら高等学院は、国内50か所のキャンパスと個別指導・専門コースをそろえたサポート校です。資料では、通う予定のキャンパスとコースの年間授業料、屋久島おおぞら高等学校の履修単位数の見込み、入学金の有無を確認しましょう。屋久島スクーリングの日数と往復の交通費、学費サポートプランを使う場合の返済額も、見積もりに書いてもらいたい項目です。
KTCおおぞら高等学院に関するよくある質問
KTCおおぞら高等学院は通信制高校ですか
いいえ、KTCおおぞら高等学院は屋久島おおぞら高等学校のサポート校です。卒業資格は屋久島おおぞら高等学校から出ます。
学費はいくらですか
サポート校としての費用に加え、籍を置く屋久島おおぞら高等学校の学費が別途必要です。コースや通学スタイルによって幅があるため、公式サイトか資料請求での見積もりが必要です。
スクーリングはどこで行われますか
提携先の屋久島おおぞら高等学校の本校(鹿児島県熊毛郡屋久島町)で年1回・約1週間行われます。
出願はいつまでですか
2027年3月卒業見込者は一期(2026年5月20日〜8月10日必着)・二期(2026年8月17日〜10月25日必着)・一般(2026年11月1日〜)の3回です。転入・編入希望者は随時受付ですが定員になり次第締め切られます。
費用はいくらかかりますか
KTCおおぞら高等学院(サポート校)側の年間学納金は基礎コース396,000円・個別指導コース580,800円です。これとは別に、籍を置く屋久島おおぞら高等学校(通信制高校)側の授業料(15,000円×履修単位数)が加わります。合算額は公式サイトに明示がないため、両方を分けて見積もってもらう必要があります。
学費サポートプランを使えば安くなりますか
安くはなりません。信販会社(オリコ)を通じた分割払いの仕組みで、利用残高10万〜50万円なら月6,000円〜のように月々の負担は下がりますが、手数料を含めた総支払額は一括払いより増えます。総支払額と実質年率を確認してください。
サポート校に通わない選択肢はありますか
おおぞら高校は通信制高校とサポート校の両方への入学手続きが必要な仕組みです。サポート校を使わずに通信制高校だけに在籍したい場合は、そうした形を取れる他校を検討することになります。
卒業生の進学先は公表されていますか
進学率や人数は公表されていませんが、卒業生の主な進学先は学校名で公表されています。国公立大学15校、私立大学約223校、短期大学約97校の名前が載っていて、専門学校は学校名のない「多数進学実績があります」という記載です。年度や人数は書かれていないため、割合には直せません。
まとめ
KTCおおぞら高等学院は屋久島おおぞら高等学校のサポート校で、専門性の高いコースとマイコーチ制度が特徴です。サポート校側の年間学納金(基礎コース396,000円・個別指導コース580,800円)に加えて、通信制高校側の授業料(15,000円×履修単位数)が別途かかる2階建て構造である点を理解したうえで、総額と就学支援金適用後の実質負担額を確認してから検討しましょう。分割払い(学費サポートプラン)は負担を月々に分散できますが、総支払額は一括払いより増えます。
参照した情報源
- おおぞら高等学院 生徒募集要項(https://www.ktc-school.com/nyugaku/yoko/)、学費サポート(https://www.ktc-school.com/nyugaku/support_plan/)、個別指導コース(https://www.ktc-school.com/course/mirai/kobetsu/)、屋久島おおぞら高等学校 生徒募集要項(https://www.ohzora.ac.jp/admission/requirements.php)、2026年9月26日確認
- おおぞら高等学院公式サイト「卒業生の進路」(https://www.ktc-school.com/aboutktc/shingaku/)・「卒業生の方」(https://www.ktc-school.com/graduate/)(2026年10月14日確認)
- おおぞら高等学院公式サイト 生徒募集要項(https://www.ktc-school.com/nyugaku/yoko/、2027年度)、学費サポート(https://www.ktc-school.com/nyugaku/support_plan/)(2026年10月4日確認)
KTCおおぞら高等学院は屋久島おおぞら高等学校のサポート校で、専門性の高いコースが並びます。費用は提携校と分かれるため、通信制高校の資料請求はどこからするのが早いかで書類の集め方を押さえ、不登校の子が高校に進むときの選択肢とあわせて検討してみてください。
関連する学校の記事
出典:おおぞら高等学院公式サイト(ktc-school.com、確認日2026年9月8日・9月17日)、屋久島おおぞら高等学校公式サイト(ohzora.ac.jp、確認日2026年9月17日)