家庭教師のガンバは、勉強が苦手な子や成績が平均を下回っている子のサポートを前面に出している家庭教師サービスです。料金は30分単位の指導料と、毎月の管理サポート費(管理サポート料)を組み合わせた形になっています。この固定費が、他社と比べるときの一番のポイントです。
この記事では、公式の料金表から月額と始めるときにかかる額を整理し、単価の安さが効いてくるペースと、管理サポート費の中身の確かめ方を説明します。
先に結論
オンライン指導の指導料は小中学生が30分750円、中学受験と高校生が30分1,000円。これに管理サポート費が小学生9,900円、中学受験12,100円、中学生12,100円、高校生15,400円かかります。中学生が週1回60分で受ける場合の月額は公式料金表で18,100円。単価は安い部類ですが、固定費が大きいため回数が少ないと総額では割高になります。テキストを使う指導法を選ぶと、テキスト代がかかる代わりに管理サポート費はかかりません。
家庭教師のガンバの基本情報
| 運営会社 | 株式会社がんば(家庭教師のガンバ関東、東京都豊島区)・株式会社アップ(家庭教師のガンバ北関東・関西、栃木県宇都宮市) |
|---|---|
| 対応エリア | 公式サイトに関東・北関東・関西・甲信越・東北の表記、オンライン指導にも対応 |
| 対象 | 小学生(中学受験を含む)・中学生・高校生 |
| 得意とする層 | 勉強が苦手な子、成績が平均以下の子 |
| 指導料(オンライン) | 小中学生 30分750円/中学受験・高校生 30分1,000円 |
| 管理サポート費(月額) | 小学生 9,900円/中学受験 12,100円/中学生 12,100円/高校生 15,400円 |
| 入会金 | 22,000円(一家庭につき。本人と兄弟の高校卒業時まで有効) |
| 預り金 | 16,000円(滞納がなければ退会時に全額返金) |
| 別途かかる費用 | テキストを使う指導法ではテキスト代(額は公式に記載なし。管理サポート費はかからない) |
| 出席扱いの明示 | 公式サイトに記載なし |
月にいくらかかるのかを確認する
月額は管理サポート費に指導料を足した額で、公式サイトの料金表から主な時間を抜き出しました。週1回は月4回、週2回は月8回の計算です。
| 学年・ペース | 30分 | 60分 | 90分 |
|---|---|---|---|
| 小学生 週1回 | 12,900円 | 15,900円 | 18,900円 |
| 小学生 週2回 | 15,900円 | 21,900円 | 27,900円 |
| 中学受験 週1回 | 16,100円 | 20,100円 | 24,100円 |
| 中学受験 週2回 | 20,100円 | 28,100円 | 36,100円 |
| 中学生 週1回 | 15,100円 | 18,100円 | 21,100円 |
| 中学生 週2回 | 18,100円 | 24,100円 | 30,100円 |
| 高校生 週1回 | 19,400円 | 23,400円 | 27,400円 |
| 高校生 週2回 | 23,400円 | 31,400円 | 39,400円 |
始める月には、これに入会金22,000円と預り金16,000円が加わります。中学生が週1回60分で始める場合は、22,000円+16,000円+18,100円で56,100円です。このうち預り金の16,000円は、滞納がなければ退会時に返金されます。
指導料そのものは他のオンライン家庭教師より低い水準です。中学生の30分750円は、家庭教師の銀河の1,375円やティントルの1,870円より安く済みます。それでも月額が高めに出るのは、週1回だと管理サポート費が総額の6〜7割を占めるためです。
2026年10月19日、中学生の指導料と月額の記載を公式の料金表に合わせて訂正しました。
テキストを使う指導法なら管理サポート費はかからない
ガンバでは、学習ゼミテキストを使う指導法も選べます。この場合はテキスト代がかかり、管理サポート費はかかりません。テキスト代の額は公式サイトに載っていないので、問い合わせで金額を聞いてから比べてください。
管理サポート費をどう捉えるか
固定費が大きい料金体系は、単価の安さで元を取るまでに回数がいります。中学生の場合、ガンバは管理サポート費12,100円に60分1,500円の指導料が回数分加わります。固定費のないサービス(60分2,750円)との1回あたりの差は1,250円なので、12,100円÷1,250円=9.68で、月10回あたりで総額が並びます。週2〜3回のペースです。それより少なければ固定費のないほうが安くなります。
週1回程度で考えている家庭にとって、ガンバを選ぶ判断は「指導料の安さ」ではなく、管理サポート費に含まれる指導以外の支援に費用を払う価値があるかで決まります。問い合わせのときに、この費用で受けられるものを具体的に確認してください。
公式サイトに書かれている支援
公式サイトの「21の安心サポート」には、指導以外の支援として次のようなものがあります。
- 指導日以外や先生と連絡が取れないとき、スタッフが電話とLINEで子どもの質問に無料で答える
- 予習復習計画帳で、担当の先生が毎週の課題と目標を一緒に作る
- 保護者の悩み相談を無料で受け付ける(毎日夜11時まで)
- 春・夏・冬休みの講習会『弱点特訓道場』(費用は別)
このうちどれが管理サポート費に含まれるかは公式サイトに明記がないため、申し込む前に問い合わせで確認してください。勉強が苦手な子には、指導のない日に何をやるかが決まっていることが効くので、家庭学習の計画づくりがどこまで受けられるかを見ると費用の納得感が変わります。
オンライン指導の仕組み
Zoomやスカイプで1対1の指導を受けます。カメラとマイク付きのパソコンかタブレット、ネット環境が必要です。カメラやマイクがない場合は家庭で購入して取り付けます(機材の貸し出しの記載はありません)。1回30分から組め、授業は録画して復習できます。相性が合わなければ無料で講師を交代できます。
不登校で出席扱いを目指す場合
ガンバは不登校の子の指導について「年間100人以上」を任されていると案内しています。焦らず本人の意思を尊重しながら進める方針で、学校に戻る場合も通わずに受験する場合も教科書が中心です。スタッフの進路相談や、高校・フリースクールの情報提供もあります。
一方で、不登校の自宅学習を在籍校の出席扱いにする制度への対応は、公式サイトに書かれていません。出席扱いを判断するのは在籍校の校長で、文部科学省の通知には、保護者と学校の連携、理解度を踏まえた計画的な学習プログラム、対面指導が定期的・継続的に行われること、校長が状況を把握していることなど7つの要件が示されています。
制度の利用が目的なら、先に学校へ相談して報告の形式を確認してからサービスを選ぶのが確実です。要件と進め方は不登校の出席扱いとは?文部科学省が示す7つの要件と申請の進め方にまとめています。
固定費のあるサービス同士で比べる
固定費のあるサービスとないサービスを、中学生・週1回60分の条件で並べました。
| サービス | 固定費(月) | 60分あたりの指導料 | 週1回60分の月額目安 |
|---|---|---|---|
| 家庭教師のガンバ | 12,100円 | 1,500円 | 18,100円(公式料金表) |
| オンライン家庭教師GIPS | 7,678円(中1〜2) | 1,980円 | 約15,598円 |
| 家庭教師の銀河 | なし | 2,750円 | 約11,000円(ほかに入会金11,000円とテキスト代) |
| 家庭教師のグッド | 基本料金かテキスト代(中学生のテキストなしは月15,000円相当) | 1,800円 | 約22,200円(テキストなしの料金表(2026年10月18日確認)) |
週1回のペースでは、固定費の有無がそのまま総額の差になります。
向いている家庭・向いていない家庭
向いているのは次のような場合です。
- 勉強への苦手意識が強く、学習の進め方から一緒に決めてほしい
- 指導日以外の家庭学習をどうするかまで相談したい
- 週2〜3回以上のペースで受ける予定がある
- 対面とオンラインのどちらも選択肢に残しておきたい
向いていないのは次のような場合です。
- 月1〜2回だけ受けたい(固定費が重くのしかかる)
- 費用を最小限に抑えることを最優先している
- 在籍校の出席扱いを主目的にしている
申し込みから指導開始までの流れ
- 電話・フォーム・LINEのいずれかで無料体験を申し込む
- 学習状況と目的を伝え、体験で進め方と相性を確認する
- 管理サポート費に含まれる支援の範囲と、テキストを使う指導法にした場合のテキスト代を確認する
- 指導開始。ペースが合わなければ回数を見直す
家庭教師のガンバに関するよくある質問
月額はいくらになりますか
公式料金表では、週1回60分で小学生15,900円、中学生18,100円、高校生23,400円です。始める月には入会金22,000円と預り金16,000円(退会時に返金)も必要です。
管理サポート費とは何ですか
指導料とは別に毎月かかる費用です。小学生9,900円、中学受験12,100円、中学生12,100円、高校生15,400円と案内されています。含まれる支援の範囲は問い合わせで確認してください。
テキスト代はかかりますか
学習ゼミテキストを使う指導法を選んだ場合にかかります。その場合、管理サポート費はかかりません。テキスト代の額は公式サイトに載っていないので、問い合わせで確認してください。
指導日時や休みはどう決めますか
指導日時は先生と相談して決めます。休むときは前日までに連絡し、振替日を相談します。支払いは月末に回数を確認し、後日口座引き落としです。
不登校でも出席扱いになりますか
公式サイトに制度対応の明記はありません。出席扱いを認めるのは在籍校の校長であり、文部科学省が示す要件を満たす必要があります。先に学校へ相談してください。
オンラインと対面のどちらがよいですか
オンラインは交通費がかからず、授業を録画して復習できます。訪問の場合は先生の交通費が実費でかかるので、エリアが対応範囲かどうかも含めて相談してください。
まとめ
家庭教師のガンバは、指導料の単価が低い代わりに毎月の管理サポート費がかかります。固定費のないサービスと総額が並ぶのは月10回ほどなので、週1回で考えるなら固定費を足して比べてください。判断の軸は、管理サポート費に含まれる支援を必要としているかどうかです。テキストを使う指導法という選択肢も含めて問い合わせるとよいでしょう。
他社と横並びで比べるならオンライン家庭教師おすすめ比較を、進路まで含めて考えるなら不登校の子が高校に進むときの選択肢もあわせてどうぞ。
勉強への苦手意識が強い段階からの立て直しを掲げるサービスとしては家庭教師のわっふるもあります。対応エリアは九州・沖縄・中国地方が中心ですが、方針が近いため比較の対象になります。
出典:家庭教師のガンバ公式サイト(家庭教師のガンバ.jp)の オンライン家庭教師・料金について・不登校のお子さんは・安心サポート・運営元 の各ページ/文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」別記2。確認日2026年10月19日。