※アイキャッチ画像はイメージです(実際の校舎・施設とは異なります)。
eスポーツ高等学院は、中央高等学院を運営する株式会社ディー・エヌ・ケー(DNK)とNTTe-Sportsが組んでつくった、eスポーツ専門の通信制高校サポート校です。生徒は千葉県御宿町に本校がある中央国際高等学校にも同時に入学し(W入学)、そこで高校卒業資格を取ります。校舎は渋谷・池袋・横浜・千葉・名古屋・博多・熊本・鹿児島の8つの「eスタジアム」で、通えない地域の人向けにオンラインコースもあります。学費は公式サイトに載っておらず、オープンスクールや個別相談で案内されます。この記事では公式サイトの学院紹介・よくある質問・オンラインコースのページを読み、分かることと分からないことを整理しました。
eスポーツ高等学院はどんな学校か
運営元と提携先の通信制高校
公式サイトによれば、eスポーツ高等学院は「通信制高校サポート校として高い進学率を誇る中央高等学院とeスポーツ業界大手であるNTTe-Sportsが産学協同で創り上げた、日本初eスポーツ専門スクール」とされています。提携先の通信制高校は、中央高等学院と同じ中央国際高等学校です。中央高等学院の校舎ネットワークをベースに、eスポーツに特化したブランドとして展開されている点が特徴です。
学院紹介とよくある質問のページによると、運営は株式会社ディー・エヌ・ケー(DNK)です。DNKには中央高等学院の運営実績が40年以上あり、これまでに2万人以上の卒業生を送り出しているとされています。eスポーツ高等学院の生徒は中央国際高等学校と「W入学」し、高校卒業のための学習や進学の準備は姉妹校の中央高等学院と連携して支えると説明されています。
校舎の展開エリア
公式サイトの末尾に住所が載っている校舎は、次の8か所です(「eスタジアム」という呼称)。
| 校舎 | 所在地 |
|---|---|
| シブヤeスタジアム | 東京都渋谷区宇田川町20-17 NMF渋谷公園通りビル8F |
| ブクロeスタジアム | 東京都豊島区東池袋1-12-8 富士喜ビル6F |
| ヨコハマeスタジアム | 神奈川県横浜市中区太田町2-23 横浜メディア・ビジネスセンタービル1F |
| チバeスタジアム | 千葉県千葉市中央区富士見1-12-17 ネクストサイト千葉ビル |
| ナゴヤeスタジアム | 愛知県名古屋市中村区名駅2-45-19 桑山ビル6F |
| ハカタeスタジアム | 福岡県福岡市博多区博多駅中央街9-1 博多マルイ5F |
| クマモトeスタジアム | 熊本県熊本市中央区城東町4-7 グランガーデン熊本ビル1F |
| カゴシマeスタジアム | 鹿児島県鹿児島市中央町12-2 明治安田生命鹿児島中央町ビル |
中央国際高校の校舎案内と住所を見比べると、池袋・横浜・千葉・名古屋は中央高等学院の校舎と、博多・熊本・鹿児島は九州で地名の付いた「〜中央高等学院」(博多・熊本・鹿児島)と同じ住所です。渋谷は中央高等学院の渋谷原宿校とは別の場所にあります。母体校と建物を共有している校舎が多いため、見学のときはどのフロアがeスタジアムかも確かめておくと迷いません。
近くに校舎がない人向けには、自宅で学ぶ非通学型の「オンラインコース」があります。ライブ授業やオンラインコース専用の映像カリキュラムで、通学コースと同じ内容を学べるとされています。
まぎらわしい「NTTe-Sports高等学院」との違い
NTTe-Sportsは、eスポーツ高等学院とは別に「NTTe-Sports高等学院」という名称の教室を千葉校(千葉県千葉市、JR千葉駅より徒歩約5分)・大宮校(埼玉県さいたま市、JR大宮駅西口より徒歩1分)の2拠点で運営しています。NTTe-Sports公式サイトには、eスポーツ高等学院を「提携サポート校」として掲載しており、高卒資格認定校は同じく中央国際高等学校、提携サポート校も同じく中央高等学院です。つまり「eスポーツ高等学院」と「NTTe-Sports高等学院」は、運営主体こそ違うものの、卒業資格を出す通信制高校とサポート校はどちらも同じという関係にあります。校舎が別々にあるため、資料請求や見学の際は名称を混同しないよう注意が必要です。
eスポーツ高等学院の入学条件
公式サイトのFAQには「学力審査による入学試験もありません」と明記されています。中学校での出席状況が少ない場合も入学可能とされ、「個人の学力に合わせて中学生の勉強の基礎から立ち返って学ぶ」という個別対応が案内されています。高校に通っている人は全学年で転校でき、単位制なので留年はありません。FAQでは「必ず3年間で卒業できます」と答えています。
eスポーツ高等学院の学費
公式サイトのFAQには「学費についてはオープンスクールや個別相談にて詳しくお伝えをしております」とあるのみで、具体的な金額は公表されていません。母体である中央高等学院自体も学費が非公開だったため、この点は共通しています。正確な金額はオープンスクールまたは個別相談での確認が必要です。
eスポーツ高等学院のコースとサポート内容
公式サイトには、具体的なコース名の一覧は見当たりませんでしたが、「プロによるeスポーツ関連の専門教育」「高校生大会の主要タイトルはもちろん、人気のゲームタイトルが学べる」とされています。卒業後の進路支援については「各専門分野の現場で活躍しているプロが、『現場で何が必要か』ということを直接指導」し、履歴書の書き方や面接の受け答えについての指導も行うと明記されています。進学希望者には「希望の進路に合わせて時間割を作る」支援があり、籍を置く中央国際高等学校の指定校推薦も使えるとされています。
学校生活については、細かい校則はなく、制服はユニクロの製品を用意していて購入・着用は自由です。遠方から通う人には提携の学生会館やアパートを紹介し、中央国際高等学校のサポート校なので通学定期(学割)も使えます。アルバイトも通学に支障がなければ自由です。
eスポーツ高等学院が向いている人と向いていない人
- 向いている人 eスポーツを専門的に学びながら高校卒業資格も取りたい人、渋谷・池袋・横浜・千葉・名古屋・福岡・熊本・鹿児島のいずれかに通学できる人、入試なしで中学校での出席状況を問わず入学したい人
- 向いていない人 学費を事前に具体的な金額で把握してから決めたい人(個別相談が前提のため)、コース内容を公式サイトだけで詳細に比較したい人
サポート校6校を並べて比べる
eスポーツ高等学院は通信制高校ではなくサポート校です。同じ立場のサポート校を、当サイトで確認できた情報で並べました。
| eスポーツ高等学院 | 中央高等学院 | バンタンゲームアカデミー高等部 | トライ式高等学院 | |
|---|---|---|---|---|
| 拠点 | 全国8スタジアム+オンラインコース | 自校7校舎(首都圏・名古屋)+提携校 | 東京・大阪・名古屋・福岡・札幌の5校 | 全国130ヶ所以上 |
| 提携先の通信制高校 | 中央国際高等学校 | 中央国際高等学校 | 角川ドワンゴ学園S高等学校 | 鹿島学園・ルネサンス大阪など6校 |
| サポート校費用 | 非公開(個別相談で説明) | 非公開(目安の記載もなし) | 年109万〜119万円(全額公開) | 非公開(私立全日制と同程度との表現) |
| 専門分野 | eスポーツ | 汎用(eスポーツ・マンガイラスト・サッカー等の専攻コースあり) | ゲーム・イラスト・CG・eスポーツ | 汎用(大学受験対策に強み) |
eスポーツを専門に学べるサポート校を2校(eスポーツ高等学院・バンタンゲームアカデミー高等部)確認しましたが、学費を公開しているのはバンタンゲームアカデミーのみです。eスポーツ高等学院は母体の中央高等学院と同じく、金額の目安すら公式サイトには出ていません。
eスポーツ高等学院に関するよくある質問
入学試験はありますか
公式サイトのFAQには「学力審査による入学試験もありません」と明記されています。中学校での出席状況が少ない場合も入学可能とされています。
学費はいくらですか
公式サイトには具体的な金額の記載がなく、「オープンスクールや個別相談にて詳しくお伝えをしております」とされています。正確な金額は個別に問い合わせる必要があります。
「NTTe-Sports高等学院」とはどう違いますか
NTTe-Sports高等学院は、NTTe-Sportsが運営する別ブランドの教室(千葉校・大宮校)です。高卒資格認定校(中央国際高等学校)と提携サポート校(中央高等学院)はeスポーツ高等学院と共通しており、NTTe-Sports公式サイトにもeスポーツ高等学院が「提携サポート校」として掲載されています。校舎の場所が異なるため、資料請求の際は名称を確認してください。
卒業証書はどこの学校名になりますか
提携先の中央国際高等学校の卒業証書が発行されます。eスポーツ高等学院自体は一条校ではなく、サポート校としてeスポーツの専門教育を行う立場です。
校舎はどこにありますか
シブヤ・ブクロ・ヨコハマ・チバ・ナゴヤ・ハカタ・クマモト・カゴシマの8つの「eスタジアム」です。池袋・横浜・千葉・名古屋・九州の校舎は中央高等学院や九州の提携校と同じ住所です。近くにない人向けにオンラインコースもあります。
卒業後の進路支援はありますか
公式サイトには、プロによる現場指導に加え、履歴書の書き方や面接の受け答えの指導も行うと明記されています。進学希望者には希望の進路に合わせた時間割を作る支援もあるとされています。
まとめ
- eスポーツ高等学院は中央高等学院とNTTe-Sportsが提携するeスポーツ専門のサポート校。提携先の通信制高校は中央高等学院と同じ中央国際高等学校
- 校舎は全国8つの「eスタジアム」で、中央高等学院や九州の提携校と同じ建物の校舎が多い。通えない人向けにオンラインコースもある
- 「NTTe-Sports高等学院」という別ブランドの教室(千葉・大宮)もあるが、卒業資格を出す通信制高校とサポート校はどちらも共通
- 入学試験はなし。学費は個別相談が前提で、公式サイトには金額の記載がない
- プロによる直接指導に加え、履歴書・面接指導まで卒業後の進路支援が明記されている
参照した情報源
- eスポーツ高等学院公式サイト(esports-hs.com、2026年9月22日確認)
- 同「よくあるご質問」(esports-hs.com/faq/、2026年9月22日確認)
- NTTe-Sports高等学院公式サイト(ntte-sports.co.jp/school/、2026年9月22日確認)
- eスポーツ高等学院公式サイト トップ・学院紹介(https://esports-hs.com/about/)・よくあるご質問(https://esports-hs.com/faq/)・オンラインコース(https://esports-hs.com/lp/online/)、中央国際高等学校「校舎案内」(https://chuo-kokusai.ac.jp/school/access/)(2026年10月4日確認)
eスポーツ高等学院は中央高等学院と提携するeスポーツ専門のサポート校で、学費などの詳細は個別相談で案内される形です。情報を集める順序に迷ったら、不登校の子が高校に進むときの選択肢で全体を把握し、通信制高校の資料請求はどこからするのが早いかを読んでから問い合わせるとよいでしょう。