サブスタは2022年に始まったオンライン学習のサブスクリプションサービスです。動画授業が見放題という点だけを見ると他の教材と似ていますが、学習アドバイザーが一人ひとりに学習計画表を作り、月ごとに見直すという仕組みが組み込まれているところが違います。
不登校の家庭が教材を選ぶとき、つまずくのは教材の質ではなく「何を、どの順番で、どれだけやればいいのか」が決まらないことです。サブスタはその部分を人が担う設計になっています。この記事では料金と仕組みを整理し、出席扱い制度との関係を制度の側から確認します。
先に結論
入会金は不要。月額は小学生コース7,800円、中学生コース9,800円、小中学生プラン11,800円です。動画授業は1本約10分で1,000本以上が見放題。公式サイトでは在宅学習プログラムとして不登校生徒の出席扱い要件を満たしていると説明されていますが、実際に認められるかは在籍校の判断です。
サブスタの基本情報
| サービス開始 | 2022年 |
|---|---|
| 対象 | 小学1〜6年生・中学1〜3年生 |
| 形式 | 動画授業(1本約10分、1,000本以上が見放題)+学習計画表 |
| 入会金 | 不要 |
| 小学生コース | 月額7,800円(算数・国語・理科・社会) |
| 中学生コース | 月額9,800円(英語・数学・国語・理科・地理・歴史・公民) |
| 小中学生プラン | 月額11,800円(全教科対応) |
| 学習計画表 | 公式LINEやアンケートを通じた個別相談で作成し、月ごとに見直し |
| 出席扱い | 在宅学習プログラムとして要件を満たしていると説明 |
受講料のページには「令和6年5月から人件費高騰のため価格を改訂しております」という注記があります。改訂前の金額は、公式ページでは確認できませんでした。
運営会社
| 会社名 | 株式会社lean earns(リーンエンズ) |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 森岡峻平 |
| 所在地 | 東京都中央区日本橋2-2-3 RISHEビルUCF 4F |
| 設立 | 2015年(平成27年)11月18日 |
| 事業内容 | e-ラーニングによるサブスクリプション型教育サービスの提供 |
| 受付時間 | 午前10時〜午後6時(土日祝休業、年末年始・お盆休暇あり) |
1本10分という動画の長さが意味すること
動画授業の長さは、続けられるかどうかに直結します。学校の授業と同じ45分や50分の動画を用意しているサービスもありますが、机に向かうこと自体に負荷がかかっている状態では、その長さは最初のハードルになります。
1本10分なら、体調が優れない日でも1本だけは進められます。「今日は何もできなかった」という日を減らせることは、学習量そのもの以上に意味を持つ場合があります。一方で、まとまった演習を積みたい受験期には、短い動画を何本も続ける形が煩わしくなることもあります。目的によって評価が変わる設計です。学習から離れていた時期の最初の教材としては、量より途切れにくさを優先する考え方に納得がいきます。
学習計画表を人が作るという設計
サブスタの特徴は、教材そのものより学習計画表のほうにあります。学習アドバイザーが一人ひとりの状況と目標に合わせて計画を作り、月ごとに見直します。公式LINEやアンケートを通じたやりとりで進む形です。教材の数を増やすより、何から手をつけるかを一緒に決める人がいるほうが、家庭の負担は軽くなることが多いと思います。
これは、出席扱いの制度を考えるときに重要な意味を持ちます。文部科学省の通知が示す要件のひとつに「当該児童生徒の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること」があり、計画が第三者によって作られ、記録として残ることは、この要件を説明する材料になります。
教材の中身と使う環境
映像授業を担当するのは現役の予備校講師で、計画表は「1日20分の学習」を想定したカレンダー式です。間違えた問題は「赤ペン映像」で、音声と映像による解説を確認できます。教材は新学習指導要領に準拠しています。計画表は目安で、希望すれば作り直してもらえます。
アプリの画面はロックされていて、そのままでは印刷できません。印刷したいページ(学年・教科・単元番号)を公式LINEかメールで伝えると、PDFを無料で送ってもらえます。紙に書き込みながら進めたい子の場合、ページごとに頼む手間が続けにくさにつながることもありそうです。紙のテキストは会員限定の公式LINEから1教科1学年単位で購入できますが、価格は公開ページでは確認できませんでした。
内容は公立の小中学校が基本です。私立の小中学校や中高一貫校でも対応できるケースが多いとされていますが、個別の相談が必要です。私立中学の受験対策は学校によっては対応できないため、問い合わせが必要です。
受講料のページに載っている推奨環境は次のとおりです。
- iOS11以上(Safari最新版)
- Android OS 6.1以上(Chrome最新版。メーカーにより不具合が出る可能性あり)
- Windows 8.1以上(Edge・Chrome最新版)
- スマートフォンは画面が小さい点に注意
- 光回線などの常時接続で10M以上、Wi-Fi推奨(4G/LTEは容量制限や遅延の可能性あり)
出席扱いを目指す場合に押さえること
公式サイトでは、文部科学省が定める制度を利用できるとされ、在宅学習プログラムとして不登校生徒の出席扱い要件を満たしていると説明されています。ただし、これは「サービス側が要件のうち担える部分を満たしている」という意味であって、申し込めば出席扱いになるという意味ではありません。
出席扱いを認めるのは在籍校の校長です。通知の要件には、保護者と学校の連携、対面指導が定期的・継続的に行われること、校長が状況を把握していること、学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けられないような場合に行う学習活動であることなども含まれます。教材の利用だけで満たせる要件は一部です。
公式のよくあるご質問によると、出席扱いになるまでの期間は約1〜2か月で、学校側に制度を利用した経験があるかどうかで変わります。1日の出席のルールは制度として決まっておらず、学校との相談で決めるもので、サブスタの学習計画表を見せると決めやすいと書かれています。
学校への相談とサブスタの開始の順番について、公式はどちらが先でもかまわず、既に始めていたほうが学校側も安心できるという見解です。当サイトは、先に学校が求める報告の形式を聞いておくほうが、教材選びの手戻りが少ないと考えています。
なお、欠席中の学習の成果を成績評価にどう反映するかについては、令和6年8月29日付けの文部科学省の通知で要件が示されています。
順番としては、担任と管理職に相談し、学校が求める報告の形式を確認してから教材を決めるほうが確実です。要件の全文と申請の進め方、成績評価の扱いは不登校の出席扱いとは?文部科学省が示す7つの要件と申請の進め方で解説しています。
定額制の教材型サービスを比べる
講師が1対1でつく形ではなく、教材と学習管理で進めるサービスを並べました。
| サービス | 入会金 | 中学生の月額 | 学習の進め方 | 出席扱いへの言及 |
|---|---|---|---|---|
| サブスタ | 不要 | 9,800円 | 学習アドバイザーが計画表を作成、動画授業 | 要件を満たしていると説明 |
| すらら | 7,700円〜11,000円(料金ページに入会金無料キャンペーンの表示あり) | 8,800円〜13,178円(3・4教科コースは4ヵ月継続割で8,228円) | 無学年式、対話型レクチャー、すららコーチが伴走 | 制度に関する情報を公式が発信 |
| 家庭教師のグッド | 登録料22,000円 | 16,900円〜29,000円(中学生・週1回60分の料金表(2026年10月18日確認)) | 講師との1対1指導 | 公式サイトに記載なし |
| まなぶてらす | 無料 | ポイント制(9,900円のプラン等) | 講師との1対1指導、習い事も可 | 学校提出用の資料と学習報告書の作成を支援と案内(2026年10月18日確認) |
すららとの違いは、料金の組み立てと学習の進め方です。中学生が3教科前後を学ぶコースなら、すららの月額は8,800円で、4ヵ月継続割を選ぶと8,228円になります。月額だけを比べると、サブスタの9,800円よりすららのほうが低くなります。一方のサブスタは、英語・数学・国語・理科・地理・歴史・公民の7教科がこの金額に含まれ、入会金もかかりません。
すららの入会金は7,700円〜11,000円です。料金ページの上部には「今なら入会金無料!」「キャンペーン期間 10/1(木)〜10/31(土)」という表示がありますが、年の記載はなく、対象や条件は公式ページでは確認できませんでした。継続割は、選んだ月を含めて4ヵ月続けることが条件で、4ヵ月未満で退会すると契約解除料金(1ヵ月目572円・2ヵ月目1,144円・3ヵ月目1,716円)がかかります。
比べるときの軸は、まず必要な教科の数だと思います。3教科前後で足りるならすららの月額が有利で、理科や社会まで広く手をつけたいなら、7教科込みで入会金のないサブスタの料金は割安に映るはずです。サブスタは3回の課金、すららは継続割を選んだ場合の4ヵ月と、どちらも最初の数か月を続ける前提の条件があるため、その期間を続けられそうかも判断材料になります。
学習の進め方も違います。すららは無学年式で学年を戻ったり進んだりしながら教材を解いていく形、サブスタは計画表に沿って動画を見ていく形。教材を自分で選んで解き進めるのが得意なら、すららのほうが自由度は高い。逆に、何をやるかを決めてほしいならサブスタの形が合います。
向いている家庭・向いていない家庭
向いているのは次のような場合です。
- 入会金をかけずに、月額だけで始めたい
- 何をどの順番でやるかを、専門家に決めてほしい
- 集中が続きにくく、短い単位で学習を区切りたい
- 兄弟姉妹で学習アプリを一緒に使いたい(アプリは兄弟で共有できます。学習計画表は登録した1名分です)
向いていないのは次のような場合です。
- 講師と直接やりとりしながら、その場で質問を解決したい
- 高校生の学習にも使いたい(対象は小中学生です)
- まとまった時間の演習を中心に据えたい
- 1つの契約で兄弟それぞれに学習計画表を作ってほしい(計画表は1アカウントにつき1名分なので、別のアカウントが必要です)
小学生コースは算数・国語・理科・社会で英語を含まないため、英語にふれる機会を別に作るならオンライン英会話のネイティブキャンプキッズで対象年齢と解約のルールを確かめてください。英会話を受けるだけで出席扱いになるわけではなく、判断するのは在籍校の校長です。
申し込む前に確かめたい契約の条件
支払いはクレジットカードのみで、使えるのはVISA・Master・JCB・AMEX・ダイナースです。手数料はかかりません。領収書は発行されず、利用明細で確認します。特定商取引法に基づく表記では、決済は入会手続きの完了日とされています。
新規登録に限り、14日間返金保証があります。契約日から14日以内に専用フォームを送信すると、月会費が全額返金される仕組みです(クレジットカード決済の取り消し)。特定商取引法に基づく表記には「購入後の返金・返品はできかねます」「クーリングオフが適用されるサービスではありません」とあり、返金保証はその例外と読めます。
初回課金後、3回の課金を終えるまでは解約できません。解約手続きの期限は課金日の4営業日前(利用期間最終日の3営業日前)までです。公式には「9月10日に申し込んだ場合、次回課金日は10月10日なので10月6日までに手続き」という例が載っています。月の途中で解約やプラン変更をしても日割りにはならず、当月分は全額かかり、前払い分も返金されません。
返金保証を使わずに続けた場合、最低でも3回分の月額がかかります。合うかどうかを見極める期間は、実質的には最初の14日間だと考えておくと安心です。
| プラン | 月額 | 最低負担額(3回分) |
|---|---|---|
| 小学生コース | 7,800円 | 23,400円 |
| 中学生コース | 9,800円 | 29,400円 |
| 小中学生プラン | 11,800円 | 35,400円 |
解約の方法は、公式ページの中で書き方がそろっていません。
- よくあるご質問:契約時に送信されたメールに記載された解約フォームからのみ
- 入会申し込みページの注意事項:専用フォームの送信
- 特定商取引法に基づく表記:電話より解約のお手続き
- サービス利用規約第7条5:課金日の3営業日前に電話にて解約することができる
当サイトでは、申し込み時に届くメールの案内を保存しておき、期限は早いほうの「課金日の4営業日前」で考えるのが安全だと見ています。どの方法で受け付けるのか迷う場合は、申し込む前に問い合わせておくと確実です(電話03-6869-4119、平日午前10時〜午後6時)。
また、利用規約第7条6には「専用タブレットを返送」する条項が残っていますが、よくあるご質問では手持ちの端末で利用できるとされています。タブレットを借りる場合の扱いは公式ページでは確認できませんでした。
申し込みから学習開始までの流れ
- 無料体験や資料請求で中身を確かめる(無料体験にはサブスタ公式LINEへの登録が必要です。資料請求はフォームから送り、3営業日以内に資料が届きます)
- 入会申し込みページから申し込む(手続きは約2分)
- 専任の学習アドバイザーが学習状況と目標をヒアリングする
- 申し込みから約3日後に、専用サイトのログイン情報と学習計画表が届く(申し込みページには、ID・パスワードの発行に1営業日との記載もあります)
- 手持ちのタブレットやパソコンで、計画に沿って動画授業を進める
- 月ごとに計画を見直し、ペースを調整する
サブスタに関するよくある質問
料金はいくらですか
入会金は不要で、月額は小学生コース7,800円、中学生コース9,800円、小中学生プラン11,800円です。
出席扱いになりますか
公式サイトでは在宅学習プログラムとして不登校生徒の出席扱い要件を満たしていると説明されています。ただし出席扱いを認めるのは在籍校の校長であり、学校との連携や対面指導など、教材以外の要件も満たす必要があります。事前に学校へ相談してください。
学習計画表はどうやって作られますか
学習アドバイザーが、公式LINEやアンケートを通じた個別相談で学習状況と目標を確認し、一人ひとりに合わせて作成します。月ごとに見直しが行われます。
高校生でも使えますか
対象は小学1年生から中学3年生です。高校生の学習には、オンライン家庭教師など別の選択肢を検討してください。
前の学年に戻って復習できますか
全教科・全学年に対応しており、前の学年の復習も次の学年の予習もできます。どこから始めるかは学習計画表で調整されます。
動画はどのくらいの長さですか
1本あたり約10分で、1,000本以上が見放題です。集中力が続きやすい長さに設計されています。
いつでも解約できますか
初回課金後、3回の課金を終えるまでは解約できません。解約手続きの期限は課金日の4営業日前までで、日割りの返金はありません。
合わなかった場合、返金されますか
新規登録に限り、契約日から14日以内に専用フォームを送信すると月会費が全額返金されます。
兄弟で使えますか
学習アプリは兄弟で共有してかまわないとされています。ただし学習計画表は1アカウントにつき登録した1名分の作成です。
まとめ
サブスタは、入会金なしの定額制で、学習計画を人が作って月ごとに見直すという設計が特徴のオンライン学習サービスです。教材の量より、学習の順番を決めてもらえることに価値があります。1本10分の動画は、体調に波がある時期でも手をつけやすい長さです。契約面では、新規登録から14日以内なら返金保証が使える一方、解約できるのは3回の課金を終えてからで、期限は課金日の4営業日前です。出席扱いを目指す場合は、サービス側が満たせる要件と学校・家庭が担う要件を分けて理解したうえで、先に学校へ相談してください。
他の形式とあわせて検討するならオンライン家庭教師おすすめ比較、進路まで含めて考えるなら不登校の子が高校に進むときの選択肢もご覧ください。
出典:サブスタ公式サイト(sabusuta.jp)の「受講料」「よくあるご質問」「入会申し込み」ページの注意事項とサービス利用規約、「特定商取引法に基づく表記」「会社概要」「サブスタとは」/文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」別記2、「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について(通知)」(令和6年8月29日)。サブスタ公式サイトの確認日は2026年10月18日、比較表の他社情報の確認日は、すららが2026年10月21日、家庭教師のグッドとまなぶてらすが2026年10月18日です。