SOZOWスクールは、SOZOW株式会社が運営するオンラインスクールです。学校教育法に基づく小中学校とは異なる位置づけで、教育にエンターテインメントの要素を取り入れた「エデュテイメント」を掲げています。対象は小学3年生から中学3年生。知識を詰め込むのではなく、子どもが自分で問いを立てて考える探究型学習を中心に据えています。
教科の学習を軸にした他のオンラインフリースクールとは、そもそも目指しているものが違います。この記事では料金と出席認定の仕組みを整理したうえで、探究型という設計が合う家庭・合わない家庭を分けて説明します。
先に結論
入学金30,800円。入学時に選べるのは自分探Qコース月25,000円と好き探Qコース月33,000円(ほかに運営システム費月3,300円)の2つです。保護者からの依頼があればSOZOWスクールから在籍校に連絡し、出席認定の適用について相談する仕組みがあり、学校提出用レポートの作成サポートと月1回程度の質問会も実施されています。
SOZOWスクールの基本情報
| 運営会社 | SOZOW株式会社 |
|---|---|
| 位置づけ | 学校教育法に基づく小中学校とは異なるオンラインスクール |
| 対象 | 小学3年生〜中学3年生(未来探Qコースは小学6年生〜中学3年生を推奨) |
| 学習の考え方 | 探究型学習。自ら問いを立て、試行錯誤しながら答えを導く |
| 入学金 | 30,800円(税込) |
| 自分探Qコース | 月額25,000円(税込) |
| 好き探Qコース | 月額33,000円(税込)+運営システム費月3,300円 |
| 未来探Qコース | 月額40,700円(税込)+運営システム費月3,300円。入学時には選べず、他コースに3か月以上在籍した子が対象 |
| 出席認定 | 保護者の依頼で在籍校に連絡し、適用について相談する仕組み |
| 関連サポート | 学校提出用レポート作成のサポート、出席認定制度の質問会(月1回程度) |
2つのコースの費用差をどう考えるか
コースによって受けられるプログラムの幅が変わります。年間の総額に置き換えると、判断しやすくなります。
| コース | 入学金 | 月額 | 初年度の総額 | 2年目以降(年間) |
|---|---|---|---|---|
| 自分探Qコース | 30,800円 | 25,000円 | 330,800円 | 300,000円 |
| 好き探Qコース | 30,800円 | 36,300円(33,000円+運営システム費3,300円) | 466,400円 | 435,600円 |
2年目以降の年額で135,600円の差になります。この差額はプログラムの幅に対して払うものなので、体験や説明会で実際のプログラム内容を見てから決めるほうが確実です。入学時点で子どもの興味がはっきりしていない場合、まず自分探Qコースから始めるという判断もあり得ます。
探究型学習が合う場面と合わない場面
探究型学習は、決まったカリキュラムをこなす形とは進み方が違います。答えのある問題を効率よく解く練習ではなく、問いを立てるところから始めます。
この形が力を発揮するのは、学校の学習に対する拒否感が強い時期です。教科の勉強を再開しようとすると身体が動かない、という状態でも、興味のあるテーマからなら手が動くことがあります。学びの入口を教科から切り離せることが、探究型の実質的な価値です。
一方、教科の遅れを取り戻すことが最優先の課題である場合は、この形だけでは足りません。学年相当の内容を体系的に押さえたいなら、無学年式の教材や1対1の指導を組み合わせる必要があります。クラスジャパン小中学園のように教科の学習支援を軸にしたサービスや、すららのような無学年式教材のほうが噛み合う場合もあります。
出席認定システムの実際
SOZOWスクールは出席認定に対応する仕組みを持っています。保護者から依頼があった場合に、SOZOWスクールから在籍する小中学校に連絡を取り、出席認定の適用について相談する流れです。学校提出用のレポート作成サポートや、出席認定制度についての質問会(月1回程度)も実施されています。
この分野で、学校への連絡とレポート作成の両方を支援する体制を持つサービスは多くありません。ただし、適用要件は学校ごとに異なり、認めるかどうかを判断するのは在籍校の校長です。文部科学省の通知には、保護者と学校の連携、理解度を踏まえた計画的な学習プログラム、対面指導が定期的・継続的に行われること、校長が状況を把握していることなど7つの要件が示されています。
探究型学習の場合、要件の「当該児童生徒の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること」や「学校の教育課程に照らし適切と判断される場合」という部分を、学校がどう評価するかが論点になります。説明会や質問会の場で、教科の学習とどう対応づけて説明しているのかを具体的に聞いておくと、学校との話が進めやすくなります。制度の全体像は不登校の出席扱いとは?文部科学省が示す7つの要件と申請の進め方で解説しています。
オンラインスクール3社の比較
| サービス | 初年度の総額目安 | 学習の軸 | 出席扱いの支援 | 対象 |
|---|---|---|---|---|
| SOZOWスクール(自分探Q) | 約330,800円 | 探究型学習 | 在籍校への連絡、レポート作成サポート | 小3〜中3 |
| クラスジャパン小中学園 | 約313,500円 | 無学年式の教科学習+部活動 | 在籍校と連携し出席扱いを目指す | 小1〜中3が中心 |
| aini school(ベーシック) | 約378,000円 | メタバース通学、学校の時間割に近い形 | 希望する生徒は出席扱いになるとされる | 小1〜中3 |
向いている家庭・向いていない家庭
向いているのは次のような場合です。
- 教科の勉強に対する拒否感が強く、別の入口から学びを再開したい
- 子どもに好きなことや興味の対象がはっきりある
- 出席認定について、学校への連絡まで支援してほしい
- オンライン上のコミュニティでのつながりを求めている
向いていないのは次のような場合です。
- 学年相当の教科学習の遅れを取り戻すことが最優先
- 小学2年生以下、または高校生(対象は小3〜中3です)
- 費用を抑えたい(教材型サービスの2〜3倍になります)
説明会から入学までの流れ
- 公式サイトから説明会や体験に申し込む
- コースごとのプログラムの違いを確認する
- 在籍校の担任・管理職に、出席認定を希望する意向を伝える
- 出席認定制度の質問会に参加し、学校への説明の仕方を確認する
- コースを決めて入学する
SOZOWスクールに関するよくある質問
料金はいくらですか
入学金30,800円に加え、自分探Qコースが月25,000円、好き探Qコースが月33,000円と運営システム費月3,300円です。初年度の総額はそれぞれ約330,800円、約466,400円になります(当サイトで計算)。
出席扱いになりますか
出席認定システムに対応しており、保護者からの依頼があればSOZOWスクールから在籍校に連絡し、適用について相談します。適用要件は学校ごとに異なるため、在籍校への確認は必要です。
学校に出す書類のサポートはありますか
学校提出用のレポート作成のサポートがあり、出席認定制度についての質問会も月1回程度実施されています。
対象年齢は何歳からですか
自分探Qコースと好き探Qコースは小学3年生から中学3年生までが対象です。小学2年生以下や高校生には別の選択肢を検討してください。
教科の勉強はできますか
探究型のプログラムが中心で、教科学習の詰め込みは重視していません。学年相当の内容を体系的に押さえたい場合は、無学年式の教材やオンライン家庭教師を組み合わせる方法もあります。
2つのコースはどう違いますか
コースによって受けられるプログラムの幅が変わります。運営システム費を含めると2年目以降の年額で135,600円の差になるため、説明会や体験で内容を確認してから決めるとよいでしょう。
まとめ
SOZOWスクールは、探究型学習で学びの入口を教科から切り離せることと、出席認定について学校への連絡まで支援する体制の2点が特徴のオンラインスクールです。教科の遅れを取り戻すことが最優先なら別のサービスのほうが向きますが、勉強そのものへの拒否感が強い時期には、この形が入口になることがあります。コース選びは金額ではなくプログラムの中身で決めてください。
他の形式とあわせて検討するならフリースクールとは何か、通信制高校とどう違うか、高校進学まで見据えるなら不登校の子が高校に進むときの選択肢をご覧ください。
出典:SOZOWスクール公式サイト(sozow.com、lp.sozow-school.com)/文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」別記2。SOZOWスクールの料金・対象の確認日は2026年10月19日、文部科学省の通知は2026年9月9日確認。